長野県下諏訪町の建設現場に、下諏訪町向陽高校美術部がつくったパブリックアートが登場しました!
企画は岡谷市の設計事務所Syu設計室の河西正輝さんと、金属材料を扱う株式会社マルキューの小口順也さん。
殺風景な建設現場をアートで彩り、コロナ禍で発表の機会がなくなっている美術部の発表の場になればと向陽高校に提案したそう。
見た人が笑顔になる絵を
アートのテーマは「夢の中の遊園地」。2枚のパネルに、遊園地の入り口とメリーゴーランドのイメージが描かれています。
発案者の河西さんの「道ゆく人、特に子育て中のお母さんが、絵を見ることで笑顔で子どもと会話できるような絵にしてほしい」との依頼を受け、部員で話し合ってコンセプトを固めました。
「甲子園やインターハイの中止や無観客試合が話題になりましたが、コロナの影響を受けているのは運動部だけではありません。美術部の子たちも、昨年から発表の機会がなくなっています」と河西さん。
7月上旬に高校に依頼をし、高校生の制作を見守ってきました。8月下旬に完成の予定が新型コロナの感染拡大で部活動が約1ヶ月間休止になり、完成時期が遅れてしまったそう。
部長の安部さんは「自分の子どもみたいにかわいい作品です! 大きな絵を描くのは初めてで、良い経験になりました。見る人が少しでも温かい気持ちになってくれたら」と話してくれました。
パネル絵は、下諏訪商工会議所近くの建設現場に10月末ごろまで飾られます。高校生の心がこもったアート、近くを通った際にはぜひ上を見上げてみてください。
ちなみに河西さんは諏訪旅ライターとしても活躍中! 地域愛に満ちている!
ライター:おいちゃん信州松本生まれ、10歳から東京渋谷育ち。カルチャーショックを受け、小学生にして将来は地方移住することを念頭に生きる。大学卒業とともに縁あって茅野市に移住。諏訪旅1人編集部の編集長。 |