八ヶ岳エリアも梅雨の時期に入り、雨や曇りの日が増えてきました。そんな時期に心パッと明るくしてくれるような鮮やかさで咲き誇るのがあじさいです。
あじさいは、その土地の土壌の性質によって色が変わる花で、別名「七変化」とも呼ばれています。咲く場所の環境によって青、白、ピンク、紫など色とりどりの花を咲かせてわたしたちを楽しませてくれます。
諏訪湖を望む丘の上に800株のあじさい
そんなあじさいの名所のひとつとして知られているのが、諏訪湖を望む丘の上にある小坂観音院。長野県岡谷市にある小坂観音院は井上靖さんの小説『風林火山』で、ヒロインの武田信玄側室・由布姫が療養した場所として描かれ、敷地内には由布姫の供養塔も建てられているお寺です。
小坂観音院は紫陽花寺としても有名。1969年に斜面にあじさいを植えたのがはじまりで、それ以降も繁殖を進めたことであじさいに囲まれる寺院となりました。
現在、小坂観音院とその隣にある小坂公園の一帯にはなんと800株ものあじさいが植えられていて、6月下旬頃から次々と花を咲かせます。最盛期には園内一面が色とりどりの花の絨毯で埋め尽くされ、とても美しい光景が広がりますよ。
そして、このあじさいの見ごろに合わせて毎年行われているのが「由布姫あじさい祭り」です。今年は6月25日から7月23日までとなっています。
最終日には本祭りが開催
また、最終日には小坂観音院境内にて本祭りが行われ、ダンスパフォーマンスや伝統芸能の披露が行われます。ほかにも、「由布姫ぜんざい」の無料配布や屋台の出店などもありますのでお楽しみに。
諏訪湖を見下ろす名所で咲く数々のあじさい。初夏にしか見られないこの絶景をぜひ見に来てください!
[由布姫あじさい祭り]
- 開催期間
- 2023年6月25日(日)〜7月23日(日)
※7月23日は本祭り開催 - 本祭り時間
- 9:30〜14:00
- 場所
- 小坂観音院(長野県岡谷市湊4-15-22)
- 詳細ページ
- http://www.kanko-okaya.jp/