八ヶ岳エリアも初夏を迎え、春に芽吹いた木々の葉の緑がいっそう鮮やかに空にのび、あたたかな太陽と綠雨を浴びて多くの花が綺麗に咲いています。

約100種類ものバラが咲き誇るローズウィークス

そんな季節に蓼科のバラクライングリッシュガーデンにもバラの見ごろが訪れています。バラクラは1990年に英国園芸研究科・ケイ山田によって創園され、5,000種類を超える草花が週ごとに表情を変えて花を咲かせる日本初の本格的英国式庭園です。

ローズウィークスは7月9日まで開催しており、バラは6月の中旬から開花をはじめて、早咲きのものから遅咲きのものへと咲き繋いでいきます。1年に1度しか咲かないオールドローズの風景や、白い小バラのランブリングレクターなど、約100種類もの美しく香り高いバラが咲き誇りますよ。

また、入園口のすぐ裏にあるエントランスのアーチに絡むつるばらのオールドローズ・キフツゲートも見ごろを迎えています。キフツゲートとはサクラほどの大きさをした一重咲きの真白い小バラのこと。とても広範囲に繁茂していき、たくさんの蕾をつけます。爽やかな香りが特徴で、秋には赤いバラの実・ローズヒップがつくそうですよ。

エントランスのアーチのキフツゲート

ほかにも、まるくて可愛らしいアリウムやベルのような形をしたジキタリス、可憐な花を咲かせるアストランティアも開花しています。

1年でもっともガーデンが香る季節に、ぜひ立ち寄ってみてください。

この夏、音楽に包まれるバラクラが帰ってくる

バラクラでは、ガーデンとともに楽しめる音楽イベントも多数行われています。8月にはサマーミュージックフェスティバルが開催され、ダンストールファミリーによるコンサートや、ピアノコンサートが行われます。

8月10日からは、英国の音楽一家ダンストールファミリーによるコンサートがはじまります。お父さんがオーケストラの指揮者、作曲家でありピアニスト。お母さんは「オペラ座の怪人」のトップシンガー。そして音楽一家で育った子どもたち、そんな4人のダンストールファミリーによるミュージックショーです。

ミュージカルの曲を中心に構成されたコンサートで、「アメイジンググレース」や「ユーレイズミーアップ」、オペラ座の怪人の「ザ・ファントム・ジ・オペラ」、レ・ミゼラブルの「民衆の歌」などが予定されており、夏休みに家族みんなで楽しめるミュージックイベントとなっていますよ。

ダンストールファミリー

また、8月26日にはピアニストの佐野優子さんによるコンサートが行われます。「アンティークピアノ奏でる ヨーロッパの調べ」をテーマに、ショパン、バッハ、シューベルトなどの楽曲を演奏予定です。

どちらもバラクラのオンラインショップから予約が可能ですので、お早めにお申し込みくださいね。

[ローズウィークス]

[ダンストールファミリーコンサート]

[佐野優子ピアノコンサート]