子どもたちにキラキラした夏の思い出を！

信州の夏休みは、短い。8月20日を過ぎると多くの地域で学校がはじまります。しかし、そんな夏休み終盤にも楽しいイベントが待っています。子どもたちにキラキラした夏の思い出をつくろうという思いで、諏訪市文化センターで開催される「こどもサンセットシアター＠かみすわナイトマーケット」です。

8月19日に行われるこのイベントは、子どもも大人も楽しめる映画上映会。文化センター横の芝生エリアでは、異国感あふれるナイトマーケットも同時開催されます。ナイトマーケットで腹ごしらえした後は映画鑑賞を楽しみ、上映終了後は帰路につきながら、夏の上諏訪温泉の風物詩、諏訪湖から上がるサマーナイト花火が眺めるなんて楽しみ方もできますよ。

上映作品は「アイの歌声を聴かせて」

上映作品は、第45回日本アカデミー賞‎優秀アニメーション作品賞受賞作品の『アイの歌声を聴かせて』。監督は『イヴの時間』、『サカサマのパテマ』などの作品で海外からも注目を集め、アニメーションの新たな可能性を切り拓いている吉浦康裕さん。自身が得意とする「AI」と「人間」の関係というテーマを、高校生の少年少女たちが織りなす瑞々しい群像劇という形で描写し、圧倒的なエンターテインメントフィルムとして仕上げています。

ミュージカル映画と形容する人もいるように劇中には楽曲があふれ、土屋太鳳演じるちょっぴりポンコツなAIの主人公・シオンが多彩な楽曲たちをエモーショナルに歌い上げています。豪華キャスト・スタッフが、大切な人の幸せを願う純粋な思いを紡ぐハートフルストーリーです。

異国感のあるナイトマーケットでは

また上映会前の17時からは、「食」「遊」「買」のそれぞれのテーマでブースが並ぶ、かみすわナイトマーケットが始まります。台湾風かき氷やタピオカ、バインミーなどのアジアンフードや、キャラメルポップコーン、わたあめ、焼きそばなどフードも充実。「買」エリアには、シフォンケーキや駄菓子のほか、茅野市の「菜のだ」による野菜販売もあるそうです。「遊」ブースには”100％ハッピーになれるインチキ占い師”なんてコーナーも!?

ナイトマーケットエリアへの入場は事前予約不要。券売ロボから5枚綴りで500円のチケットを買って、各ブースを巡ることができます。ワクワクするナイトマーケットで親子で夕涼みなんかもいいかもしれません。

夏はまだまだ終わらない！

諏訪圏域外から訪れるなら、滞在期間をちょっと延ばすのもオススメ。というのも、同時期の八ヶ岳エリア原村では、「星空の映画祭」も開催されているからです。さらに、諏訪市近隣市は現在公開中の是枝裕和監督作品『怪物』のロケ地としても、ちょっとした話題のスポットになっています。せっかく訪れるなら、映画三昧と聖地巡礼旅というのも楽しそうですね。

まずは8月19日、異国情緒あふれるナイトマーケットと近未来の田舎町を舞台としたキラキラのアニメーション映画、終演後の花火まで”まだまだ終わらない”上諏訪の夏を思う存分楽しんでください。上映会のチケットは、7月23日よりウェブサイトにて先着順で発売開始ですのでお早めにお申し込みを。

[こどもサンセットシアター＠かみすわナイトマーケット]