「生きる力」をくれる映画
10月21日、諏訪市文化センターホールにて映画『有り、触れた、未来』の自主上映会が開催されます。
この映画は、東日本大震災の被害に遭った宮城県石巻西高等学校元校長・齋藤幸男さんが執筆した著書「生かされて生きるー震災を語り継ぐー」が原案となっています。2020年、コロナが猛威をふるうなか自ら命を絶つ人たちが増え、その命の流出を食い止めるために、監督・脚本の山本透さんを中心に22名の若い俳優たちが集結し、製作がはじまりました。この物語を通して、今を、そして未来を生きる子どもたちへ「生きる力」を届けるために、1,000人を超える賛同・出演者が集まり、多くの人の想いを束ねて誕生した奇跡の映画です。2023年3月3日、宮城県での先行上映を行い、3月10日から全国での上映が開始。その後も日本全国、海外までさまざまな場所で上映会が行われています。
人々の心に残り、未来へと受け継がれていく「ありふれた物語」
この映画のテーマは「人間は支え合い、繋がって生きていく」ということ。人々の営みのなかにある“身近な生と死”、誰にでも起こりうる“出会いと別れ”、そして“誕生”、“生きていくことの難しさと向き合い、繋がって、支え合う人々の姿”。角度の違ういくつもの物語が複雑に折り重なり、それぞれの人生が交錯していく物語です。登場人物が抱えている問題は、すべて「命」と向き合ったできごと。この映画で描かれるのは、私たちの生活のなかのどこにでもあるような、いくつもの「ありふれた物語」。そして、「有り、触れられないモノ」の哀しさと「有り、触れられるモノ」の尊さを教えてくれます。時代に色褪せない物語、心を振るわせる力強い言葉、それらの想いが観る人々の記憶に残り続ける映画です。
監督・脚本の山本透さん、原案著者の斉藤幸男さん、プロデューサーの舞木ひと美さんによるトークショーも開催
今回の自主上映会では、この作品の監督・脚本を務めた山本透さん、原案著者の斉藤幸男さん、プロデューサーであり出演もしている舞木ひと美さんの3人によるトークショーも行われます! 製作秘話や作品への想い、コロナ禍での撮影の苦労や撮影のエピソードなど、ここでしか聞けないお話を聞けるかもしれません。
また、映画鑑賞、トークショーともに申込は不要で入場も無料。今まで以上に家族や日常を大切に、前向きに日々を生きようという思いが芽生えてくる、心あたたまる映画です。命と向き合い、懸命に生きる人々の群像を描くヒューマンドラマをぜひ会場でご覧ください。
[『有り、触れた、未来』自主上映会]
- 開催日
- 2023年10月21日(土)
- 時間
- 13:00〜15:45(開場=12:30)
- 場所
- 諏訪市文化センターホール(長野県諏訪市湖岸通り5-12-18)
- 料金
- 無料
- 映画公式HP
- https://arifuretamirai.wixsite.com/home/