「息をのむ、忘れられない物語」——

2月17日、18日の2日間、映画「aftersun／アフターサン」の上映会が長野県諏訪市の岩谷画廊にて開催されます。

2022年カンヌ国際映画祭での上映を皮切りに話題を呼んだ「aftersun／アフターサン」。スコットランド出身の新星シャーロット・ウェルズが監督・脚本を務め、初の長編デビュー作品としても注目されました。公開後、複数の海外メディアが“ベストムービー”に挙げるなど、その年を代表する1本となった映画です。

20年前のビデオテープに残る、11歳の少女と父とのまばゆい数日間

11歳のソフィが離れて暮らす父親とふたりきりで過ごした夏休みを、その20年後、父親と同じ年齢になった彼女の視点で綴られる本作。20年前のビデオテープには、輝く太陽の下でビデオカメラを向け合った親密な時間が記録されていました。大人になったソフィが、その映像を通して、大好きだった父の当時は知らなかった一面を見出していく物語です。「あの時、あなたの心を知ることができたなら」、そんな愛おしくて寂しい記憶が蘇ります。

パパと離れていても太陽を見れば近くに感じられる——
残すから 私の小さな心のカメラに——

多くを語らず、ミニマリスティックな演出で、父と娘が過ごしたひと夏の記憶を巡る旅を通して観る人に深い余韻をもたらすこの作品。誰しもの心の片隅に存在する、大切な人との大切な記憶を揺り起こしてくれます。ぜひ、会場に足を運んでみてください。

なお、各回20席と席数が限られているため、早めのご予約がおすすめです。

[映画「aftersun／アフターサン」上映会]