八ヶ岳エリアも梅雨の時期に入り、雨や曇りの日が増えてきました。少しどんよりとした気持ちになることも多い梅雨ですが、この時期の雨模様をパッと明るくしてくれるかのように綺麗に咲き誇るのが、あじさいです。
丘の上のお寺に咲き誇る800株のあじさい
そんなあじさいの名所のひとつとして知られているのが、諏訪湖を望む丘の上にある小坂観音院。長野県岡谷市にある小坂観音院は、井上靖さんの小説『風林火山』でヒロインの武田信玄側室・由布姫が療養した場所として描かれたお寺で、敷地内には由布姫の供養塔も建てられています。
公園としても親しまれていて、境内には弘法大師のお手植と伝えられる樹齢1,400年ものビャクシンの大木、樹齢400~700のサワラ並木などもある小坂観音院ですが、実は紫陽花寺としても有名な場所。1969年、斜面にあじさいを植えたのがはじまりで、それ以降も繁殖を進めたことから、あじさいに囲まれる寺院となりました。
現在、小坂観音院とその隣にある小坂公園の一帯にはなんと800株ものあじさいが植えられていて、6月下旬頃から次々と花を咲かせます。最盛期には園内一面が色とりどりのあじさいで埋め尽くされ、とても美しい光景が広がりますよ。
見ごろの時期にはお祭りも開催
そして、このあじさいの見ごろに合わせて毎年行われているのが「由布姫あじさい祭り」です。今年は6月23日から7月21日までの開催となっています。
また、最終日には小坂観音院境内にて本祭りが行われ、イベントや屋台の出店なども行われますのでお楽しみに。
諏訪湖を望む高台に咲くたくさんのあじさい。お花越しに見る諏訪湖の景色は圧巻です。この時期にしか見られないこの絶景をぜひ見に来てください!
[由布姫あじさい祭り]
- 開催日
- 2024年6月23日(日)〜7月21日(日)
- 本祭り時間
- 9:30〜14:00
- 場所
- 小坂観音院(長野県岡谷市湊4-15-22)
- 詳細ページ
- https://www.kanko-okaya.jp/