おいしい高原野菜や果物が集まる八ヶ岳山麓・諏訪エリア。そんな八ヶ岳山麓・諏訪エリアの暮らしと“今”がよくわかるスポットのひとつが、地元の生産者さんを中心に農産物が集まるたてしな自由農園。

蓼科高原への道の途中にある茅野店と高原のペンションが集まるエリアに近い原村店があり、新鮮な野菜や果物、山菜・梅・春の七草など地元ならではの旬のものが並んでいて、楽しみながら季節の移り変わりを感じられるお店です。

10月初旬の今週は、秋の味覚・きのこが並んでいましたよ！

諏訪の秘境・後山の松茸

きのこの生産量が日本一を誇る長野県。ぶなしめじやえのきたけといった定番のきのこを中心に、珍しい品種や貴重な松茸など、さまざまなきのこが信州全土で盛んに栽培されています。

たてしな自由農園でも一面にきのこが並んでいるエリアがあります。

原村店の店頭で一番最初に目を引いたのは、諏訪市後山地区のブランド松茸。後山地区は、信州諏訪湖の南西、行き交う車も少ない山道をしばらく進んだ先にある小さな集落です。江戸時代前期の慶安4年（1651年）の新田開発で拓かれたこの地区は、現在も20世帯ほどが暮らす隠れ里のような場所。とても小さな集落なので生産品の収穫量も少なく、地元周辺以外ではなかなか食べることができない貴重なものとなっています。

さらに、自然の産物・松茸は、気候や地中温度など、環境が整ってはじめて採れる貴重な食材。実は日本国内に出回っている松茸の9割以上が輸入品という現状もあります。後山の松茸は、先祖代々の山を手入れし、マツ林を守ってきたからこそ味わえる山の恵みなんです。この時期にしか店頭に並ばない貴重な後山の松茸をこの機会にぜひ味わってみてください。

信州・飯山産の定番きのこも充実
ステーキにしておいしい特大生しいたけも

また、普段のお料理に使えるきのこも充実のラインナップ。ぶなしめじ、えのきたけ、まいたけ、しいたけ、なめこ、エリンギなどがずらっと並んでいます。

サイズ違いのしいたけ。特大生しいたけは、このまま焼いて塩コショウをかけて“しいたけステーキ”にして食べるのがおすすめ。肉厚でジューシーなので満足感抜群です。

エリンギもプリプリ・コリコリで味が濃くておいしいです。

使いやすいちびしめじ。

こちらは普通サイズのぶなしめじを使いやすいようにカットしたもの。

大粒なめこは食べ応えがあるので、ネギを少量入れてなめこのお味噌汁でシンプルにいただくのがおすすめ。

リーズナブルな値段のまいたけも。

栽培舞茸もありました。

たくさんの種類のきのこがお手頃な価格で並んでいるたてしな自由農園。きのこのパスタ、きのこ鍋、きのこ汁などなど……。今年の秋は、きのこをたっぷり使った旬のお料理をつくってみませんか？