おいしい高原野菜や果物が集まる八ヶ岳山麓・諏訪エリア。そんな八ヶ岳山麓・諏訪エリアの暮らしと“今”がよくわかるスポットのひとつが、地元の生産者さんを中心に農産物が集まるたてしな自由農園です。

蓼科高原への道の途中にある茅野店と高原のペンションが集まるエリアに近い原村店があり、新鮮な野菜や果物、山菜・梅・春の七草など地元ならではの旬のものが並んでいて、楽しみながら季節の移り変わりを感じることができます。

11月中旬の今週は、信州の新米をピックアップ！

高島藩献上米や減農薬米などさまざまな品種の新米が

今年はたくさんの人が改めてお米の大切さを実感した年。店頭での品薄状態が続いたり、価格が大幅に上昇したりと、さまざまな変化が今も続いていますが、今年も無事に秋に収穫された新米が店頭に並びはじめています。

昔、諏訪高島藩主のお殿様の御膳米として献上されていたという米沢米や、お米の博士号とも呼ばれるお米マイスターの推薦米、環境にやさしい農産物認証を受けた減農薬米など、合わせて6種類ほどのお米が並んでいましたよ。

信州 茅野 米沢ファームの米沢吉田米。信州諏訪高島藩主への献上米であり、米沢地区のなかでも、古くから良質米伝統の地として知られている場所で稲作を続けている農家さんです。

こちらも同じく信州諏訪高島藩のお殿様の御膳米として献上されていたというお米。八ヶ岳や霧ヶ峰といった地元の名水で育てられています。

お米の博士号とも呼ばれる資格・お米マイスターの推薦米でもある、五郎兵衛米。五郎兵衛米は、江戸時代に蓼科山から用水を引いて開墾された新田でつくられたというお米です。

環境にやさしい農産物認証を受けた北アルプスの減農薬米のコシヒカリ。有機物循環農法という方法で土づくりを行い、環境にも身体にもやさしい米づくりに取り組んでいる農家さんです。

こちらも普通のお米よりも化学肥料や農薬を減らしてつくられた特別栽培米の佐久しらかば米。加えて、基準米よりも特に良好なものを厳選した特A米となっています。

米処で有名な新潟県魚沼地区に隣接する長野県飯山のお米は、「隠れ魚沼」と言われるほどおいしいお米ができる場所だそう。そんな飯山市で育った特A米のコシヒカリです。

ちなみに、お隣にはもち米コーナーも。お餅やお赤飯、おこわなどに使われるもち米も販売されていました。

先ほどご紹介した、信州茅野 米沢ファームさんのもち米も。

収穫されたばかりの新鮮な新米は、古米に比べて、つや、風味、香り、水分量の多さなど、おいしさがひと味違います。信州ならではのお米が揃ったたてしな自由農園にぜひ足を運んでみてください！