年が明けると八ヶ岳は1年でもっとも寒いシーズンに。外に出る機会も少なくなりますが、この寒さでしか見られない絶景に出会える季節でもあります。

そのうちのひとつが氷瀑です。氷瀑は、滝から流れる水が外気に触れることで次第に凍っていって現れるもの。山や渓谷、そして滝も多い八ヶ岳エリアでは、厳冬期になると見ることができます。ゆっくりと時間をかけて凍りついた滝は、まるで時が止まっているかのような幻想的な風景です。

“氷のカーテン”を目指して氷瀑巡りのツアーへ！

そんな氷瀑を歩いて巡るツアーが、長野県の蓼科にある横谷峡で毎年開催されています。茅野市を拠点に活動している「ちの旅」のアクティビティのひとつである「氷瀑巡り横谷渓谷スノーハイキング」です。渓谷に沿って整備された遊歩道を歩きながら、次々と現れる複数の氷瀑を間近に見ることができるツアーとなっています。知識や経験、装備などが不安という方でも、地元ガイドさんが丁寧に案内してくれるので安心して参加できますよ。

開催日は、2月の週末を中心にした合計9回。当日は、凍った斜面を滑らずに歩行するために、靴底へ装着する軽アイゼンの使い方レッスンのあとに散策を開始します。ツアーのなかでは、アウトドアの定番おやつ・焼きマシュマロタイムも。比較的平坦なコースなので、体力に自信のない方でも、のんびりと歩きながら楽しめるそうです。

1年でもっとも寒い時期だからこそ見ることができる自然の神秘。この季節、この場所だからこそ味わえる感動の絶景に触れてみませんか？

[氷瀑巡り横谷渓谷スノーハイキング]