おいしい高原野菜や果物が集まる八ヶ岳山麓・諏訪エリア。そんな八ヶ岳山麓・諏訪エリアの暮らしと“今”がよくわかるスポットのひとつが、地元の生産者さんを中心に農産物が集まるたてしな自由農園です。
蓼科高原への道の途中にある茅野店と高原のペンションが集まるエリアに近い原村店があり、新鮮な野菜や果物、山菜・梅・春の七草など地元ならではの旬のものが並んでいて、楽しみながら季節の移り変わりを感じることができます
12月下旬の今週は、長芋の箱売りやお正月のお料理にもぴったりな食材が並んでいましたよ!
信州 山形村、特産の長芋がズラリ!
冬はいろんな根菜が旬を迎える季節。たとえば、長芋も12月ごろから収穫と出荷がはじまります。なかでも長野県の山形村は、長芋が特産品にもなっているんです。強い粘りと上品な甘みが特徴で、コク深い味を楽しめます。たてしな自由農園の一角にも、山形村の長芋がずらりと並んでいました。
長野県には、松の内にとろろを食べる習慣も?
また長芋は、生も、煮ても、揚げてもおいしく、栄養もとても豊富なので昔から重宝されている食材でもあります。そんな長芋ですが、実は地域によってはお正月の習慣にもなっているんです。それが「すり初め」「三日とろろ」と呼ばれる習慣。1月2日、もしくは3日にとろろごはんを食べるんです。
長野県の南側の地域で伝わる風習だそうで、諏訪地域でもお正月にとろろご飯を食べるという家庭があります。縁起を担ぐもの、この時期に食べると風邪を引かないなど、さまざまないわれがあるそうですよ。諏訪在住の諏訪旅スタッフの家では、お正月料理で疲れた胃を休める役割なんて教えられてもいたとか。七草粥のような働きをしてくれるかもしれません。