昨年の1月、八ヶ岳西麓を拠点にしたブルワリーが茅野市にオープン。「五感をめいっぱいつかって楽しむビール」をモットーに活動している「縄文麦酒」です。
日本のホップの自給率はわずか1%
八ヶ岳エリアにもいくつものブルワリーがありますが、実はビールの原料となるホップの日本の自給率は、約1%と言われています。そのため、自社栽培のホップを自社製品に使用できるブルワリーは国内でも極めて珍しい存在。そんななか、「縄文麦酒」では自社栽培したホップを使用してビールをつくっているんです。
オープン以降は、八ヶ岳の麓で感じる四季折々の自然や風景をビールで表現した新作を1シーズンごとに発表。今までに、春・夏・秋のビールが発売されました。
八ヶ岳に降る雪や冬の風景のようなウィートエール
そして今回、2月7日より販売を開始したのが、冬の新商品となる「#74B7A8」。八ヶ岳の白くて青い山肌のような淡く白濁した色味、頬を刺す冷たい風のようなホップの澄んだ香りが楽しめるWheat Aleです。
Wheat Ale(ウィートエール)とは、小麦が多く使われているビールのこと。一般的なビールには大麦の麦芽が使われていますが、一部のビアスタイルでは小麦の麦芽や、小麦そのものを使用することもあるそう。小麦ビールには、ベルギー・スタイル、北ドイツ・スタイル、バヴァリア・スタイル、アメリカン・スタイルと代表的なスタイルが4つあり、今回の新作はアメリカン・スタイルに分類されます。小麦ビール特有のほのかな酸味と甘みが調和した、飲みやすいビールに仕上げられていますよ。
グラスに注がれる軽快な音、はじけるようなホップの香り、舌に残る爽やかな苦味、鼻に抜ける麦の甘い香り……。八ヶ岳の四季を感じられる、希少な国産自社ホップを使用したクラフトビールをぜひこの機会にお楽しみください。
[縄文麦酒 冬の新作]