小さな絵本美術館「さとうわきこ いろいろ展」、初公開作品や多くの未発表原稿などここにしかない展示達が集合

長野県岡谷市のリンゴ園のなかにある「小さな絵本美術館」の分館として建てられた、もうひとつの美術館が八ヶ岳の麓にあります。高原エリアの原村にある「小さな絵本美術館 八ヶ岳館」です。

小さな絵本美術館 八ヶ岳館。

絵本を原画で読める場所

絵本作家のさとうわきこさんによって創設されたこの美術館では、絵本原画・絵画・古い絵本などのさまざまな展示に加え、絵本が自由に読める図書室や喫茶スペースでゆっくりと時間を楽しむことができます。

絵本美術館の魅力は、なんといっても“絵本が原画で読める”こと。印刷された絵本では味わえないような、原画ならではの魅力を感じられるんです。原画を眺めていると、絵のタッチや洗練された色彩の豊かさ、線の細かさ、躍動感、その絵に込められた思いが伝わってきます。お話の文章もいっしょに展示されているので、絵を見ながら絵本も読み進めることができますよ。

約60年の作家人生を辿り、思いを馳せる

そんな絵本美術館にて、冬季休館を終えた今年度最初の企画展が4月19日から開催されます。創設35周年を記念した「さとうわきこ いろいろ展」です。

昨年、さとうわきこさんが急逝してから1年。企画展では、その期間アトリエを整理しているなかで見つかった、未完の原稿や創作途中の絵、絵本作家になる前のイラストレーターとして活躍していたときの初期の作品など、多くの未発表作品が展示されます。

初公開作品や未発表の原稿とともに、駆け出しのイラストレーターだった頃の仕事や、童話から絵本の世界へ創作の幅を広げ、たくさんのロングセラー作品を生みだしていった約60年の作家人生を辿る貴重な機会です。

さとうわきこさんが旅立ってからの1年に思いを馳せながら、開館を迎えた春の絵本美術館でさまざまな作品を楽しんでみませんか?

[さとうわきこ いろいろ展]

開催期間
2025年4月19日(土)〜6月15日(日)
時間
10:00〜17:00
場所
小さな絵本美術館 八ヶ岳館(長野県諏訪郡原村原山17217-3325)
入館料
一般=1.000円、中高生=300円、小学生=200円、幼児=無料
詳細ページ
https://www.ba-ba.net/企画展-1/

SPOT INFORMATION

小さな絵本美術館 八ヶ岳館

高原エリアの原村にある「小さな絵本美術館 八ヶ岳館」。長野県岡谷市のリンゴ園のなかにある「小さな絵本美術館」の分館として建てられた森のなかの美術館です。

絵本作家のさとうわきこさんによって創設されたこの美術館では、絵本原画・絵画・古い絵本などのさまざまな展示に加え、絵本が自由に読める図書室や喫茶スペースでゆっくりと時間を楽しむことができます。

絵本美術館の魅力は、なんといっても“絵本が原画で読める”こと。印刷された絵本では味わえないような、原画ならではの味わいを感じられるんです。原画を眺めていると、絵のタッチや洗練された色彩の豊かさ、線の細かさ、躍動感、その絵に込められた思いが伝わってきます。おはなしの文章もいっしょに展示されているので、絵を見ながら絵本も読み進めることができますよ。

住所
長野県諏訪郡原村原山17217-3325
電話番号
0266‐75‐3450
営業時間
10:00〜17:00(最終入館=30分前)
※8月は17:30まで、11月~1月は16:30まで
定休日
火曜・水曜(ゴールデンウィークと8月は無休)
入館料
一般=800円、中高生=400円、小学生=300円
駐車場
15台
詳細ページ
https://www.ba-ba.net
               

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