八ヶ岳の麓、長野県茅野市を中心に、茅野の自然や文化、そこに暮らす人々の知恵や地域の豊かさと出会える旅を提供している「ちの旅」。
そんな「ちの旅」が運営するプログラムが開催されます。茅野市にある考古博物館・尖石縄文考古館ロビーにて行われる、写真展「縄文工事大作戦!〜“藤森式”竪穴住居『古過庵』ができるまで〜」です。
本物の土地で、本物の縄文づくりを
昨年、茅野市出身の建築家・藤森照信さんの設計監修のもと、延べ218人が参加して生まれた住居「古過庵」。復元元となったのは、国宝「縄文のビーナス」が出土した茅野市にある棚畑遺跡の住居跡です。今回の写真展では、2024年秋に行われた「古過庵」の住居建築ワークショップの様子を、臨場感あふれる写真と解説で紹介。白樺の樹皮や藤の蔓といった材料を採取するところから、使用する道具の自作まで、まさに“縄文的”工事で生まれた住居「古過庵」の完成までの軌跡を辿ります。
このプロジェクトの大きな魅力は、実際に暮らしが営まれていた地で“本物の縄文”を感じながら、自分たちの手で住居をつくるというリアルさ。完成した住居は、地域の素材と知恵が重なり合った“ちの旅”ならではの作品です。
写真展は秋ごろまで開催されていますので、ぜひ会期中に足を運んでみてください。
[縄文工事大作戦!〜“藤森式”竪穴住居『古過庵』ができるまで〜]
- 開催期間
- 2025年5月22日(木)〜秋ごろ
- 時間
- 9:00〜17:00(最終入館=16:30)
- 場所
- 尖石縄文考古館(長野県茅野市豊平4734-132)
- 詳細ページ
- https://chinotabi.jp/feature/furusugian/