深い深〜い縄文文化のお話です🖋
前回の続きです^ ^
長野県富士見町にある『井戸尻考古館』小松館長にお話を伺ってきました!
※前回のお話はコチラです
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縄文
縄文土器について
6000年前の土器は熱効率を考慮し底が尖っていた。
しかし5000年前の縄文中期になると、八ヶ岳周辺の土器は底が平らになり、装飾が豊かで芸術的なモノになった。
なぜ、多くの材料が必要で熱効率が悪く、作るのが面倒な土器にしたか?
小松さん曰く……
「この形じゃないとダメな理由があった。そこには縄文人の哲学、精神性が反映されている」と。
それは『恵みを与えてくれる自然への感謝』『生まれ変わり・子孫繁栄・五穀豊穣などへの祈り』を表したと考えられる。
擬人化された土器、女神の土偶は『産む』がテーマ。
女性が『子どもを産む』だけでなく、『母なる大地や自然が作物、動物を産む』という意味もある。
循環を願う祈り✨
蛇の紋様(土偶の頭、土器に巻き付くなど)
永遠の命を願うため。脱皮を繰り返し大きくなる、冬眠しても春には目覚めるという『生命力の強い』蛇が多く残されている。
救急車のマークであるアスクレピオスの杖(蛇の杖)。
ギリシャの医療の神。蛇は生命力を表している。
※カエルの紋様も多く見られる。『生まれ変わり、再生』を表していると考えられる。
二つの眼(土器)
左が黒く、右目が抜けている土器が多数ある。
左目が月読神(月)、右目が天照神(太陽)を表し、陰陽を表していると考えられる。天を司る神、自然の摂理。
〜などなど。
現代人より、縄文人の方が自然の摂理を分かっていたかもしれません。
それは、ちまたに溢れる『情報』を信じるのではなく、『自分の感覚(第六感)』を活用していたからだと思います^_^
縄文は深いですね〜
突き詰めると、日本の源流『和の心』に出会えるのではないかと、ワクワクしています!
小松さん、ありがとうございました。
のだオバさん。放送作家。夢で「諏訪大社に行け!」と言われたのを真に受け、長野県茅野市に移住^_^余所者の目線を通して、諏訪・八ヶ岳エリアの魅力を発信!花好きから「あいつオジさんのくせに、オバさんっぽいな」と言われ『のだオバさん』に…。天然の妻・フリーアナウンサー谷岡恵里子は相当ヤバい(笑) |