☑️8億円かけた新工場!徹底した管理で『食の安心安全』を提供!
☑️年間200万食の餃子、麺をつくる驚きの工程とは?
☑️『安うま!』を実現するあらゆる工夫をご紹介!
長野県内に33店舗チェーン展開する中華食堂『みんなのテンホウ』は、地元の人から愛されているソウルフードです。その魅力の一つは、なんと言っても普段使い出来る『安さ』でしょう!
テンホウのぎょうざ1皿280円(税込)、醤油ラーメン410円(税込)、タンタンメン510円(税込)などなど、その値段と豊富なメニューに、いつもテンションが上がっています!
※詳しくは前回の『年間ラーメン200万食!長野県民に愛される「みんなのテンホウ」の楽しみ方』をご覧下さい。
※写真は餃子2人前
それにしても、なんでこんなにお安く出来るのでしょうか!?
のだオバさん(僕)は気になります。そして地元の人に愛される味はどうやってつくられているのでしょうか!?
餃子や麺が年間200万食もつくられているという工場に潜入取材して来ました!
テンホウの本拠地、長野県諏訪市にある工場。
徹底した安全管理! テンホウ新工場に潜入!
出迎えてくれたのは、みんなのテンホウ2代目社長・大石壮太郎さんと、工場長の五味節二さん。
僕と同い年(1972年生まれ)の大石社長(右)と、一個下なのにもうおじいちゃんの五味工場長。
こんにちは〜今日はよろしくお願い致します。それにしても立派な工場ですね! |
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ありがとうございます。2017年に8億円かけて造りました |
えっ!8億!? すごい…メニューは激安なのに!? そんなにかけちゃいましたか… |
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ご近所の地主様にご協力いただけて、お客様にもっと喜んでいただくためにと意を決して工場を新築しましたが…8億円もかかっちゃいました(汗) |
聞けば、先代も2店舗しかない時に工場を建てたそうです…血筋なのでしょうか!?
昭和48 年、初代社長が建てた工場。
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それでは、ご案内しますね! |
まずは事務所がある2階へ。
見渡すとそこかしこに、テンホウのキャラクター『てんつるくん』がいました。
扉にも!
あっ!トイレにも!
なんか、某有名アミューズメントパークの隠れミッ●ーみたいで楽しいですね! |
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こんな名刺入れもありますよ! |
大石社長(赤色)、五味工場長(茶色)の名刺入れ。※非売品
おっー良いですね!なんか…てんつるくんばっかりで、夢に出てきそうです(笑)そういえば…事前にテンホウさんをリサーチしていたら、歌までありましたね? |
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【Let’s Go テンホウ!】みんなのテンホウ、双子の弟、ほうつる君が歌います!
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あの歌は、3番目の弟がつくったんですよ! |
そうなんですね〜ご兄弟は多才ですね! いずれ印税とかも狙って… |
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…あの、そろそろ工場内へ行きましょうか!? |
すみません…色々と引っ掛かる部分が多くて…お願い致します! |
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では、のだオバさん!この白衣に着替えてくださいね |
うわ〜ワクワクしてきました! |
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いよいよテンホウの心臓部へ
事務所のある2階から階段を下りると、手洗い場などが並ぶ衛生室に到着しました。
なんだろうこの空気感…衛生管理の厳しさがガンガン伝わってきます。
部屋の奥には怪しげな通路が…
…行ったら戻って来られるのでしょうか!? 緊張して来ました。
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それでは、キャタピラーハットも被ってください |
言われるがまま被ってみると…こんな仕上がりに…
緊張した…給食のオバさんです(笑)
五味工場長はどんな感じでしょうか? 毎日着ていますから、さぞかしカッコよく着こなしているでしょうね?
あっ…五味オバさん…。この格好は全ての人をオバさんにするんですね…。
コロコロクリーナーで白衣のホコリを取り、壁に貼られたマニュアルに沿って手洗いをして準備万端です。
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それでは、このエアシャワーを通って身体中のホコリを落としてから工場内に入ります |
…えっ、痛かったりしません? あと変な霧が出たり? |
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そんな訳ないじゃないですか、空気だけです! |
勇気を出して進む!
「停電したら、一生この中で過ごすのか!?」と心の中で思っている…
「あっ、大丈夫だった…」と心の中で思っている…
両側から強い風が出ました! それにしてもすごい設備ですね。
年間200万食もつくられている餃子の秘密を探る!
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まず初めに、餃子をつくる場所に案内しますね |
テンホウ餃子だいすきです️💓 |
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“テンホウといえば餃子”と言われるほどの人気商品です。八角などの香辛料が効いた餃子はクセになる美味しさです。創業当時から変わらないという味は、どうやってつくられているのでしょうか!?
人気の『テンホウのぎょうざ』280円(税込)
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こちらがテンホウ特注の餃子マシンです |
お〜〜〜! |
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この機械で、年間200万食分の餃子をつくっています。餃子の具を練るところから皮で包むまで一貫して行っています |
す、すごい機械ですね!…ゲスな話ですが、やっぱりお高いんでしょうね? |
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(苦笑)こちらが秘伝の餃子の具です |
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厳選された豚の挽肉と、キャベツ・長ネギ・玉ねぎ・生姜・ニンニク、そしてテンホウ餃子の特徴である香辛料などが入っています。今の季節、キャベツや長ネギは地元産のものを使っています |
富士見町産のキャベツ
富士見町産の長ネギ
ニンニクの一部は原村産(昨年収穫して冷凍したもの)
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肉と野菜の比率は半々で、食べた時に肉の旨味と野菜の甘み、シャキシャキ感が感じられるように工夫しています。材料は皮で包む寸前に混ぜられます。液状になるドリップを少なくし旨味を残すためです |
味付けした肉に、野菜とラードを入れ混ぜ合わせる。
すごいこだわりですね〜この生のままでも美味しそうですね! |
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…この状態で食べたことはないです(笑) |
社長も知らない! 秘伝のテンホウ餃子レシピ
テンホウの餃子で一番の特徴は、口の中で広がる『香辛料』の香りでしょう。あれがやみつきになるんですね! 餃子レシピの要と言われている香辛料の秘密に迫ります!
餃子の具の味付けはどんな感じですか? |
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餃子をそのまま食べても美味しいように、八角・フェンネル・シナモンなど6種類の香辛料と、醤油などでしっかりと味付けしています。これは創業当時から変わらないレシピです。こちらが香辛料です |
おーーー!!!テンホウ餃子で一番大切な香辛料ですね! 匂いを嗅がせて貰って良いですか? |
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検品するオバさんみたいな写真になった…
あっ!テンホウさんの餃子の香りですね〜食べたくなってきた! ちなみに、あと残り3種類の香辛料は何ですか? |
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…。 |
あれ? 言えないんですか? |
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はい…残りの香辛料、配分などは企業秘密です! このレシピを知っているのは、私と専務だけです。社長の大石も知りません |
えっ? 社長がレシピを知らないことってあるんですか…びっくりです!
五味工場長がレシピを持って逃げたらヤバいっすね(笑) |
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…そんなことする訳がありませんよ |
五味さん、本当に…!?
餃子の皮にもこだわりがあった!
餃子の皮でこだわっていることはありますか? |
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3世代のお客様を意識していますので、お子様からご年配の方が食べやすいように硬すぎず、柔らかすぎず、バランスが良い皮を心掛けています |
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理想の皮に近づけるため、小麦粉は国産と海外産の4種類を混ぜて使っています |
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皮の厚さは0.8mmです。色々と試した結果、最も具に合う黄金バランスがこの厚みでした。さらにこだわったのは、食感を楽しんで貰うために0.8mmの皮は二層になっています。外側はモチモチっとしていて、内側は少し硬くなっています |
えーーーーー!0.8mmの厚さでそんなコトができるんですか? どのようにしているんですか? |
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こちらの機械をご覧ください |
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生地が上下で別々になっています。上は熟成生地で、下は型抜き後にグルっと戻ってきたリサイクル生地です。熟成生地が餃子の外側になり、モチモチっとした食感になります |
すごい工夫ですね! 無駄も無く、そして美味しくなるなんて! |
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実際にどのような動きで、生地がリサイクルされているのか? 動画をご覧ください。
すごくないですか?
1時間で7,200個の餃子がつくれる特注マシン
それではここで、テンホウ餃子がマシンでつくられる様子をご覧いただきましょう!
すごいスピードですね! そしてまるで人が包んだみたいでキレイです! |
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あまりの美しさにうっとり。このまま食べてみたいという衝動…
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次の工程は、−40度の急速冷凍庫に入れます |
寒い! およそ25分で凍る(左奥に重ねてあるのが餃子)
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凍らせて寝かせることで、熟成され旨味が増します |
すごい! …この言葉を何回言ったことか(笑)正直、一皿280円の餃子でここまでこだわって美味さを追求しているとは思わなかったです。感動しましたよ! |
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こだわり抜いた餃子。工場見学したらまた食べたくなってきた!
続いては、『テンホウが理想を追求した麺』のお話です!
誰もが「そこまでこだわるんですか!」ってツッコミたくなりますよー。
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