諏訪の魅力を海外へ! 台湾メディア「初耳 / hatsumimi」が諏訪地域にサテライトオフィス設置。

3188万2049人ーー2019年に日本に訪れた外国人の総計です。
2020年初頭から感染が広がった新型コロナウイルスはいまだ終息が見えていませんが、終息した際にはこれまで以上に人の移動が活発になると言われています。

ここ長野県諏訪地域でも、外国人観光客、いわゆるインバウンド需要の拡大を図るためのプロジェクトが始まっています。地域ブランディングやインバウンドを中心とした海外需要の獲得を目指す「TOTTEOKI PROJECT(とっておきプロジェクト)」です。

「TOTTEOKI PROJECT(とっておきプロジェクト)」諏訪地域のページ

諏訪地域では世界に通用する高い技術を持つ製造業を活かした産業ツーリズムを軸に、北米や台湾の事業家をターゲットにしたインバウンド誘致を目指しています。そのプロジェクトの一貫として始まっているのが、台湾メディア「初耳 / hatsumimi」での情報発信です。

台日カルチャーマガジン「初耳 / hatsumimi」

「初耳 / hatsumimi」は、台湾や日本のライフスタイル&カルチャーの交流をテーマに発信するWEBマガジン。台湾最大級のカルチャーイベントの「Culture & Art Book Fair(来場者数1.5万人)」「Culture & Coffee Festival(同2万人)」を手掛けたチームが2019年7月に創刊しました。

2021年2月に編集チームが諏訪地域を取材。茅野編・上諏訪編・下諏訪編の3回にわたって諏訪地域の宿泊施設、飲食店などが紹介され、SNSなどで反響を読んでいます。
▶︎茅野編
▶︎上諏訪編
▶︎下諏訪編

台湾人から見た諏訪地域には、どんな魅力があるのでしょうか? 今回の記事で特に反響があったものについて、「初耳 / hatsumimi」代表の小路 輔さんにコメントをいただきました。

小路 輔 / Tasuku KOJI
WEBマガジン「初耳 / hatsumimi」代表。1979年埼玉県生まれ。JTBグループ、スタートトゥデイ(現ZOZO)を経て、2014年にFUJIN TREE TOKYOを設立、2019年に朝寝坊屋(創業70余年)を事業継承する。2020年、ホテルの開発から運営までを行う「InSitu Japan」、⼈と⾃然の共⽣をテーマにしたホテル & レジデンスブランド「SANU」に参画する。
台湾最大級の台日カルチャーイベント『haveAnice Festival(Culture & Art Book Fair、Culture & Coffee Festival)』のオーガナイザー、日本国内で8万人以上を集客する台湾カルチャーイベント『TAIWAN PLUS』のプロデューサーを務めるなど、日本と台湾のカルチャーやライフスタイルの交流をテーマに活動中。
著書に『TAIWAN FACE Guide for 台湾文創』『+10 テンモア 台湾うまれ、小さな靴下の大きな世界』『TAIWAN EYES Guide for 台湾文創』など。

台湾人から見た諏訪の魅力

まずは上諏訪編より、「あゆみ食堂」のワンプレートランチ。

「あゆみ食堂」は2019年に諏訪市にオープンしたお店です。店主は東京で活躍していた料理研究家の大塩あゆみさん。地場産野菜をたっぷり使った料理と店主のあたたかい人柄に、地元でもファンの多いお店です。

小路さんコメント
台湾でもおいしいプレート料理は、カフェの軽食としても大人気。また、スパイスカレーも注目されて専門店も増えています。台湾人の旅行にはおいしい食事が必須です。

続いて諏訪のシンボル、諏訪湖

小路さんコメント
映画「君の名は」は台湾でも話題となりました。また、台湾では湖が凍ることはないため「御神渡り」は想像もできない。ぜひ自分の目で見てみたいと思うでしょう。

古材・古道具の流通を通して新しい文化をつくりだしているリビルディングセンタージャパン
資源を活かし、循環させる文化をつくろうという取り組みが全国的に評価され、2016年にオープン以降諏訪地域のランドマーク的な存在になっています。

小路さんコメント
台湾では、古いものを新しい価値にする概念を重視する傾向があります。リサイクルやリユースという言葉ではなく、そこにあるものを使うのは台湾人のベースの考えです。デザイナーやクリエイターでも、そのようなアップデートが上手い人がリスペクトされています。

諏訪市のパン屋「太養パン店」。創業100年以上の老舗です。霧ヶ峰の伏流水と自家製培養天然酵母を使った手作りパンが人気のお店。2020年に「リビルディングセンタージャパン」が店内のリノベーションを手掛けました。

小路さんコメント
長野県のパン屋に中国語があることが驚きです。しかも、こっそりとひ っそりと、とても良い言葉が書いてあるのが日本人らしいです(台湾人なら 大きく目立つように書く笑)。この言葉のようにパンをつくっているのであれば、台湾人は行ってみたくなります。

最後に下諏訪編から、「マスヤゲストハウス」。明治時代の古地図にも載っている元旅館「ますや旅館」をリノベーションした素泊まりのゲストハウスです。
宿泊者以外も利用できるバーがあり、旅行者・地域住民の交流が生まれる場として地域内外から愛されています。

小路さんコメント
台湾人からみた日本のドラマや映画の風景そのもの。何度も日本へ行ったことのある人でもこのようなシーンにはなかなか出会えない。ホウキで掃除するのを手伝いたい人も多いでしょう。

どれも地元でも話題に上ることが多い人気のスポットですね! 台湾メディアから見ても魅力的であるとのことでうれしいです。

国内10エリアに「初耳情報室」設置

「初耳 / hatsumimi」では今春から、諏訪地域を含む日本各地10エリアにサテライトオフィス「初耳情報室」を設置します。初耳が運営する諏訪エリア専用のInstagramアカウント「諏訪ライフ/Suwa Life」も開設。
新型コロナウイルス感染症収束後の台湾人のインバウンドに対応できるコンテンツを、地域の関係者とともに磨き上げていくとのことです。

訪日外国人の中でも比率の大きい台湾人。諏訪の魅力を「台湾目線」で伝えることができれば、諏訪地域が日本の中でも人気のエリアになるかもしれません。
今後増えるであろう訪日外国人に対して、どのように地域の魅力を伝えることができるか。これからの情報発信にも注目したいと思います。

初耳 / hatsumimi
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諏訪ライフ/ Suwa Life
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