富士見町には50年以上続いているカゴメの工場があります。1968年に富士見町の企業誘致第1号として誕生し、「野菜生活」やトマトジュースなどをつくっている工場です。
これまでも地域の学校向けの工場見学を行ったりと、地域ともいろんな形で関わってきましたが、今年の春、新しい取り組みが形になりました。富士見小学校の生徒といっしょにつくったひまわり油です。
地元小学校といろんなコラボを続けるカゴメ
カゴメは2019年に体験型の野菜のテーマパーク「カゴメ野菜生活ファーム富士見」をオープンしました。ここは工場やショップなどが一体になった施設で、敷地内には収穫体験なども行う農場もつくられています。
カゴメではこのファームを使って、富士見小学校の生徒たちとさまざまな取り組みをしており、過去にはひまわりの種まきや、生徒たちの考えた図案を使ったひまわり迷路づくりなどを行っています。
その新たな取り組みとして生まれたのが今回のひまわり油。種まきから秋の種採り、さらにはラベルのデザインや貼り付けまで富士見小学校の生徒たちが行った商品なんです。加工も地元の加工所が担当し、地域との関わりのなかでつくられているんですよ。
ひまわり油は100本限定で商品化
このひまわり油は、今年の春、100本限定で「カゴメ野菜生活ファーム富士見」のショップに登場。1本500円で販売されています。
「ひまわり油を使ったことがない」という人もいるかもしれませんが、クセがなくそのままでも調理用でもおいしい使いやすい油です。ナッツのような香ばしい風味もあるので、パンにつけたりサラダにかけると、ひまわり油ならではの香りを楽しめますよ。
カゴメでは今後も富士見小学校の生徒たちとの取り組みを続けていくとのことで、コロナ禍が落ち着いたら、子どもたちを対象にした生物多様性を学べるイベントなども考えているそうです。これからも地元との関わりでいろんなものや活動が形になっていくのが楽しみですね!
▶Instagram:https://www.instagram.com/ysfarm/
▶公式サイト:https://www.kagome.co.jp/ysfarm/
▶住所:長野県諏訪郡富士見町富士見9275-1