こんにちは。 グラレコライターのよっちゃんです。
今回ご紹介するのは、岡谷市にあります市立岡谷美術館考古館です。
1970年に市立岡谷蚕糸博物館に併設して誕生したこちらの施設。2013年にJR中央線岡谷駅から徒歩5分ほどの童話館通りに移転、リニューアルオープンしました。
「郷土に根ざす美術考古館として、これまで培ってきた館のスタイルを継承しつつ、文化を核にしたまちづくりの拠点となる施設(市立岡谷美術館考古館ホームページより)」を目指しているそうで、古代のロマンが詰まったモダンで素敵な建物でした。
「考古」と「美術」両方楽しめる
縄文好きにはたまらない考古展示室。
ものづくりの街、と呼ばれる諏訪地域ですが、黒曜石を加工してつくられた矢じりや土器などをみていると、太古の昔からものづくりのスピリッツが継承されてきたのではないか? という、ロマンを感じさせてくれる場所です。
観光客や地元の歴史好きな方、市内の小学生など、幅広い年代のみなさんが訪れているそう。
日本遺産「星降る中部高地の縄文世界」の「三十三番土偶札所巡り」のスポットでもあります。チャーミングな御朱印をいただくことができますよ。
ワークショップもあり、夏休みにはイベントも企画準備中だそうです。
土偶にまつわるアーティストの方の【土偶バッチ】の販売など、思わず心ひかれる作品が数多く販売されていました。
中でも私が興味をそそられたのは、【10年だけ存在していた? 諏訪国】の存在でした。 諸説あるようですが、地元に住んでいながらその存在をまったく知りませんでした。
美術展示室では、岡谷市の美術の基礎を築いた髙橋貞一郎をはじめ、一流の芸術家の作品が展示されています。
同階には学習コーナーもあり、竪穴式住居(復元)に実際に入って縄文の暮らしを体験できるコーナーもあり、大人も子どもも楽しめる作りとなっています。
新たな発見がいっぱい詰まった宝箱のような岡谷市美術館考古館。 1時間半の取材の時間もあっという間に感じるほど、魅力溢れる場所でした。
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イラスト:三澤好美(よっちゃん)長野県諏訪市で介護施設に勤めながらグラフィックレコーディング「森のくじら舎」を主催。 記録するグラレコから、人と人・人と場を繋ぎ、本来持っている力を引き出すグラレコを得意としています。 |