「御神渡り」、今年も出現せず…4季連続の明けの海宣言

年が明けると諏訪の人たちが話題にし始めるのが御神渡り。諏訪湖の湖面が凍結し、大きな音とともに割れる現象で、古くから諏訪大社の神さまが通った跡と信じられてきました。

500年以上にわたって記録が残されている御神渡りは、現在も八劔神社の宮司さんがその判定を司る神秘的な現象として諏訪の人々の関心を集めています。

御神渡りへの期待感はあったものの、今年も出現せず

今年も小寒の1月5日から八劔神社の宮坂宮司らによる諏訪湖の観察がスタート。今シーズンは何度か全面結氷し、一部氷がせり上がっているのも確認されましたが、残念ながら御神渡りは確認されず。2月3日に御神渡りが出現しない「明けの海」が宣言されました。

「明けの海」が宣言された翌日の諏訪湖の様子(2022年2月4日撮影)。一部結氷が見られるものの、全面結氷は遠く、氷も薄くなっていました

一部には砕けた氷が集まったところも(2022年2月4日撮影)

「明けの海」宣言が出されるのはこれで4季連続。御神渡りの出現を楽しみにしていた人には、今年もちょっと寂しい冬になりました。

2018年に出現した御神渡り

近年では見ることができない年も多くなっている御神渡り。気が早いですが、また来年を楽しみに待ちましょう!

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