おいしい高原野菜や果物が集まる八ヶ岳山麓・諏訪エリア。そんな八ヶ岳山麓・諏訪エリアの暮らしと“今”がよくわかるスポットのひとつが、地元の生産者さんを中心に農産物が集まるたてしな自由農園。
蓼科高原への道の途中にある茅野店と高原のペンションが集まるエリアに近い原村店があり、新鮮な野菜や果物、山菜・梅・春の七草など地元ならではの旬のものが並んでいて、楽しみながら季節の移り変わりを感じられるお店です。
このシリーズでは、たてしな自由農園の店頭から八ヶ岳の旬を紹介していきます!
珍しい形の野菜が店外ブースに登場!
9月初旬の先週、原村店の店外のブースには珍しい形の野菜が。冬瓜やユウガオをはじめ、金糸うり、コリンキー、バターナッツかぼちゃなどがゴロゴロっと並んでいました。
こういった野菜は、東京のスーパーで並んでいるのを見かける機会は少なめですが、八ヶ岳エリアではこの季節の定番。ご近所さんから、ちょっと多く取れすぎたからと貰うこともあるような身近な野菜たちなんです。でも、食べ方にはちょっと工夫が必要。買ったりもらったあとに、どう料理していいかがわからない時もあります。
食べ方を知っておいしく楽しみたいうり科の野菜!
たとえば、金糸うりというのは、茹でると果肉が糸状にほぐれるうりのこと。「そうめんかぼちゃ」とも呼ばれており、糸状にほぐれた様子が金色のそうめんのようになる面白い野菜です。この野菜の調理のポイントは切り方。輪切りで茹でないと、うまく糸状にほぐれないので注意が必要です。
シャキシャキとした食感なので、三杯酢やポン酢などであえて食べたり、サラダに入れてもおいしいですよ。
また、コリンキーは、日本では珍しい生で食べられるかぼちゃのこと。綺麗なオレンジ色の鮮やかな野菜で、栄養も満点。ほのかな甘味が特徴で味のクセもなく、コリコリとした歯ごたえが楽しめます。生で食べるときは、薄くスライスして浅漬けやピクルスにしたり、塩もみをしてサラダに入れるのもおすすめです。
煮物には不向きなかぼちゃなので、熟成してちょっと硬くなってきてしまったというときは、ポタージュやジャムにしてみてください。
かぼちゃといえば、もうひとつ調理法を知っておきたいのはバターナッツかぼちゃ。ひょうたんのような形で、名前の通りナッツのような濃厚な味わいが特徴です。
バターナッツかぼちゃは繊維が少なく、加熱するとなめらかでトロッとした口当たりになるので、ポタージュにぴったり! 販売されているものには「パンプキンスープ専用かぼちゃ」と記載もあったので、秋のはじまりにかぼちゃのポタージュをつくってみるのもいいかもしれません。
とうもろこしなどの夏野菜、桃やスイカなどのフルーツが並んでいた7.8月から、徐々に秋の訪れを感じられる店頭に変化しているので、ぜひ足を運んでみてください。