おいしい高原野菜や果物が集まる八ヶ岳山麓・諏訪エリア。そんな八ヶ岳山麓・諏訪エリアの暮らしと“今”がよくわかるスポットのひとつが、地元の生産者さんを中心に農産物が集まるたてしな自由農園です。
蓼科高原への道の途中にある茅野店と高原のペンションが集まるエリアに近い原村店があり、新鮮な野菜や果物、山菜・梅・春の七草など地元ならではの旬のものが並んでいて、楽しみながら季節の移り変わりを感じることができます。
5月下旬の今週は、この時期に旬を迎える山菜をご紹介!
春の味覚を味わうお料理をつくってみませんか?
苦味のあるものには、新陳代謝や胃腸の働きを促進し、体に要らないものを排出してくれる作用があります。“春は苦もの”という言葉があるように、春に苦味のあるものを摂ることで、冬のあいだに溜まったものをデトックスして、体を冬から春の仕様へと切り替えることができるんです。
それにぴったりなのが、この季節に旬を迎える山菜たち。たてしな自由農園にも、春になると地元で採れた山菜がずらりと並びます。あく抜き等の調理の仕方や合うお料理などを紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

ふきは、まず最初に大さじ1杯ほどの塩で板ずりを。茹でた後に皮剥きがあるので、短すぎないようにフライパンに入るほどの長さに切ります。細いものは3分、太いものは5分ほど茹でたら冷水につけてから皮を剥いてください。油揚げと煮物にするのがおすすめです!

わらびはしっかりとアク抜きが必要な山菜。鍋にわらびを入れ、重量の1割程度の木灰もしくは大さじ1杯の食用の重曹をかけ、そこに沸騰したお湯を注ぎます。その状態で1晩ほど置いたあと水で流し、再度水に20分ほどつけたらアク抜きの完了です。大変そうに感じますが、前日の夜から仕込んでおけば次の日には食べられますし、意外と簡単にできるのでぜひチャレンジしてみてください。

少しのヌメりとシャキッとした食感がおいしい“うるい”。あくもなく特別な下処理は必要ないので、塩を加えたお湯で10〜20秒だけサッと茹でるだけで大丈夫です。シンプルに酢味噌であえて食べるのがとてもおいしいので、ぜひ試してみてください。
たくさんの野菜や山菜が旬を迎え、一気に店頭の棚が変化していく春。旬のものをいただくことは、心や体の調子を保つことにも繋がります。今年の春は、山菜を使ったお料理で春の味覚を楽しんでみませんか?