八ヶ岳とパワースポットと私

☑️八ヶ岳山麓は縄文遺跡の宝庫
☑️原村には、すごい『環状集石群』があった!
☑️パワースポットらしいよー

八ヶ岳の麓、標高およそ1000mの原村で、メロンより甘い『八ヶ岳生とうもろこし』をつくっている折井祐介です。
※『八ヶ岳生とうもろこし』を知らない方はこちら。
今回は、私たちの畑から約300メートルのところにある国史跡『阿久(あきゅう)遺跡』という、ちょっと変わった縄文時代の遺跡をご紹介します。

<原村にもあった!すごい縄文遺跡>

八ヶ岳といえば縄文です。
実は縄文中期、日本で一番栄えた地域なんです。思い起こせば幼少期、祖父の畑のお手伝いをしていたら沢山の土器の破片が出てきました。当時は子供だったので、畑を掘ると土器の破片が出てくるのは普通のことだと思っていました。(笑)

お隣の茅野市にある『尖石縄文考古館』には、国宝土偶が2体もあります。

『縄文のビーナス』 J O M O N美土偶グランプリで、グランプリに輝いたこともある。

『仮面の女神』

富士見町にある『井戸尻考古館』の小松館長は、縄文農耕説を唱え、発掘された石器類のレプリカを作り、実際に耕したりしている凄い方です。

打ち鍬のレプリカ

茅野市や富士見町と比べられ「原村には何もないんだね!」と言われることがあります。いやいや、実はちゃんとあるんですよっ!阿久遺跡が!

阿久遺跡の設置看板より

しかもこの阿久遺跡は、日本最古級の『環状集石群』だと、あのウィキペディアにも載っている珍しい遺跡らしいのです。

<阿久遺跡の凄いところは?>

まず、この阿久遺跡の面白いところは、その保存方法なんです。
その名も『埋没保存』。この埋没保存にもちゃんとした歴史があります。

中央自動車道の下に埋没保存された遺跡

今から約50年前、中央自動車道の開通工事に伴い、周辺地域の発掘調査が行われました。そこで発見された阿久遺跡は、破壊するか保存するかで問題になりました。議論の結果、破壊を免れ中央道の下に埋没保存されることになったわけです。
この辺りの中央道を走った人は、阿久遺跡の区間だけが盛り上がっていることに気付いている人もいるかもしれませんね。現在は遺跡の上に木が生い茂って小さな森林となっています。

森の中に入っていくと、誰が作ったか分からない不思議な木の彫刻がいくつも飾られています。まさに小さな森の美術館ですね。

クマですね…?

もう一つ面白いところは、『環状集石群』という特殊な形態の遺跡というところです。
「何それ?」って感じでしょうが…要するに輪を描くように大量の石がキチンと並べられていました。つまり、これはストーンサークルなんです。

阿久遺跡の設置看板より

詳しく言うと、長径120メートル、短径90メートルの遺跡に、約20万個のこぶし大から人頭大の河原石がドーナッツ状に配置されていました。一体誰が何のためにこんなことをしたんでしょう?祭祀場であったとか、お墓であったとか、暦を読むためだったとか…、どれもこれも推測の域を超えませんが。

そんな阿久遺跡が日本を代表するパワースポットだと信じて、意外と多くの人たちが訪れていたり、書籍やネットに記事を上げていることに正直驚きました。(葦原瑞穂さんの『黎明』という書籍が特に有名みたいです)

縄文時代については明確な答えがないために、人々がそれぞれの想いを重ねられることにロマンがあるのかもしれませんね。

そんなパワースポット?の恩恵を受けながら『八ヶ岳生とうもろこし』は今日もスクスクと育っています。信じるか信じないかはあなた次第です

6月8日の生育状況

ちなみにこの阿久遺跡から発掘された大量の出土品は、遺跡すぐ近くの原村埋蔵文化財収蔵庫に保管され、一部は八ヶ岳美術館にも展示されています。残念ながら収蔵庫は一般の人が見ることはできません。自分も中を見てみたい〜!

奥に見える建物が原村埋蔵文化財収蔵庫

見てないけど、こんな感じで収蔵されているようです。(写真:のだオバさん)

えっ!何で考古館にしないんだって?そりゃあ考古館を作ると莫大な費用がかかっちゃいますからねー。まぁ大人の事情ってやつですかね…!?

おしまい。

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ライター紹介:
晴れ時々農家オーリー 折井祐介

『八ヶ岳生とうもろこし』の生産を通して八ヶ岳エリアの魅力を発信したり、たまに田舎が嫌になって県外逃亡したりしながら、アグリカルチャーのあるちょっと素敵で心豊かなライフスタイルを探求しています。
https://hamarafarm.com/

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