〜パン屋さんのサンドイッチ〜
なんでもありの、気取らないおいしさ。カルパのごまパンでキャベツとチーズのホットサンド

パン屋さんのパンが好き。おいしいパンでつくるサンドイッチが大好き。

諏訪エリアはどういうわけか、おいしいパン屋さんが集まる地域でもあるようです。個性豊かな諏訪のパン屋さんを紹介したいと思ったときに、思い浮かんだのは定番の「サンドイッチ」。その断面に、お店ごとのこだわりが見えてくる気がしませんか?

パン屋さんに教わる魅惑のサンドイッチレシピ。どうぞお楽しみください。

じっくり滋味深いパンにファンが多い KALPA(カルパ)

今回ご紹介するのは長野県茅野市のカルパさん。小麦は有機農法や自然農で育ったものを近隣の農家から直接仕入れたもの。仕込みの度に、自家製粉して使っています。酵母は自家製酵母を使用。目の行き届く確かな原材料を使い、フランスの伝統的な製法でパンを焼いています。

カルパ

店内にはカンパーニュやルヴァン・バタール、ブリオッシュ、スコーンなど、素朴でどっしりとしたパンが並びます。華やかではないけれど、じっくり噛み締めて味わいたくなる、滋味深いパンが特徴です。

カルパ

店主の殿塚さんは国産小麦、天然酵母パンの老舗名店「ルヴァン 信州上田店」で修行を積み、2017年に茅野市でカルパをオープンしました。

Tシャツの「文化と培養」。両方とも英語で「culture」になり、語源は「耕す」。深い…

KALPA(カルパ)とはサンスクリット語で「宇宙の始まりから終わりまでの時間」のこと。「大きな宇宙の中で小さな酵母菌が働く、ゆったりとした時間を感じてもらえたら」との願いの通り、店内にはのんびり、ゆったりとした空気が流れています。

殿塚さんはスケーターでもあります。

ごまパンでキャベツとチーズのホットサンド

カルパではサンドイッチの販売はしていませんが、今回はお家で作れるサンドイッチレシピを教えていただきました。
ごまパンでつくる、キャベツとチーズのホットサンドです。

カルパ ホットサンド

材料
・ごまパン
・キャベツの千切り
・チーズ
・ごま味噌ペースト

 

作り方
1.パンにごま味噌ペーストを塗ります。

カルパ

一枚だけでOK

2.キャベツをどさっと乗せます。

カルパ

はみ出てもいいのでどっさりと!

3.チーズもどさっと乗せます。

カルパ

こちらもどっさりと!

4.パンで挟んで、ホットサンドメーカーで焼いたら…

めちゃはみ出てるけどいいんです。

5.完成!!

焼いたごまの香りが香ばしく、ザクっむちっとした食感のごまパン。はみ出たキャベツとチーズがカリッと焦げて、中はしっとり蒸し焼きに。味わいの変化が楽しいホットサンドになりました。
むしろはみ出し気味、焦がし気味を狙った方がいい感じかも。ごま味噌のコクと甘じょっぱさがまた絶妙。ごま味噌ペーストはピーナツバターのように、ジャムと合わせてもイケるそうです!

売れ残りがちだったパンのポテンシャル。具材は何でもOK。

殿塚さん:ルヴァンにいたとき、ごまパンは地味なので売れ残りがちだったんですよね。それをどうやっておいしく食べようかといろいろ試していたところ、ホットサンドに行きついて。
しかも、ホットサンドにしたらごまパンが一番おいしかったんです。地味だけどポテンシャルのあるパンなんですよ。焼きたてじゃなくて、2~3日経って硬くなったくらいがちょうどいい。

材料はバタールと同じで、粉と水と塩。そこに白ごまと黒ごまを足しただけです。挟む具材はなんでもよくて、和の惣菜にも合います。冷蔵庫に残っているおかずや野菜を気軽に挟んでみてください。ホットサンドメーカーがなければフライパンでぎゅうぎゅう押し付けながら焼いてもOKです。なんでもいいんですよ。気負わずに試してみてください。

気負わず、気取らず、自然体。カルパさんだなぁ、という感じのホットサンド。皆様もぜひ、お家で試してみてください。

SPOT INFORMATION

カルパ bread&things KALPA

長野県産小麦と自家製酵母を使用して、フランスの伝統的な製法で焼いたパン。
小麦と全粒粉は近隣の農家から無農薬小麦を直接仕入れ、仕込みの度に自家製粉しています。

ゆったりとした時間が流れるお店と、じっくり滋味深い素朴なパンにファンが多いパン屋さんです。

住所
長野県茅野市湖東8777-1
電話番号
0266-55-5386
営業時間
10:00~18:00
定休日
日曜・月曜日定休
駐車場
あり
詳細ページ
https://kalpa.theshop.jp/
               

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