諏訪市にある古材・古道具のリサイクルショップ「ReBuilding Center JAPAN(リビルディングセンタージャパン。以下リビセン)」。
家や工場の解体現場から出る古材や古道具を引き取り、次の担い手につなぐ(リビセンでは、この一連の流れを「レスキュー」と呼んでいます)。廃棄されてしまうものを活かし、循環させる文化をつくろうという取り組みは全国的に評価され、多くの人がリビセンを目当てに諏訪に集まっています。
2016年にオープンし、上諏訪のランドマーク的な存在になりつつあるリビセン。2020年9月に4周年を迎え、さらに素敵に、使いやすく改装した店舗におじゃましてきました!
古材カフェ「live in sense」
店舗の1階はカフェになっています。あちこちに古材が使われている空間は渋くてあったかくておもしろくて。ゆっくり過ごせる素敵カフェです。
メニューはこんな感じ。料理はカレー、スイーツはスコーン、ドリンクはいろいろ。
リビセンカレーを注文しました。具材がすべて溶けた奥深い味わいのカレー。お米は隣町、茅野市でつくられている無農薬・天日干しのミルキークイーンとのこと。おいしいんだこれが。
入り口にはカフェの使い方3パターンが掲示されていました。「のみながらリビセンウロウロ」なんてのもOKなのか!
ゴミを出さない工夫が素敵です。ストローつけません、紙コップの蓋はつけません。みんなこうで良いと思う。
階段下にはキッズスペースもありました。カレーはキッズ盛りもあり、お子様連れ歓迎の姿勢がうれしい◎
古材ショップで宝探し
2階、3階は古材・古道具のリサイクルショップになっています。食器に家具に置き物に布地に……とあらゆるものがところ狭しと並んでいて、宝探し気分に。見どころ満載なのですが、特に気になったものをご紹介!
リビセッケン
約35年前から、地域の学校やお家の天ぷら油を石鹸にしている地元のおばあちゃんたちといっしょに作った石鹸とのこと。リビセンではカフェの食器用洗剤や作業後の手洗い石鹸として使っているそう。
リライト
これすごく可愛くないですか?! 捨てられるはずだった食器なんですって。言われてみれば食器だ!
普通に?食器もたくさん売っています。お茶碗とお猪口が豊富な印象◎
紙袋リユース
これは商品ではないですが。リビセンの買い物袋はお家に眠っている紙袋を再利用しているそう。我が家にもたくさんあります。捨てる前にリビセンに持ってこよう。ここでもゴミを出さない、資源を無駄にしない姿勢があらわれてて素敵だなと思いました。
古材とかかわるきっかけを
こちらは3階。建具やイスなど、大きめのものが並んでいます。
3階で気になったのは、あちこちにあるワークショップのお知らせ。こんな素敵な古材のテーブルもDIYで作れるそう。
初心者で古材を扱うのはちょっと勇気がいるけれど、ワークショップなら気軽に参加できますね。
ワークショップはリビセンオンラインストアから予約できます!
さて1階に戻り。外スペースには柱や床材などの古材が並んでいます。
建材屋さんって、一般人はなかなか入る機会がない場所だと思いますが、リビセンならちょっと見てみたくなる。カフェ「live in sense」もそうですし、諏訪エリアに続々とオープンしているリビセンデザインのお店や宿を見て、「こんな空間いいなあ」と思うから。古いものを大切に使うことや、自分の手で何かを作ることへの憧れも芽生えます。
REBUILD NEW CULTURE
リビセンの理念は「REBUILD NEW CULTURE」。リビセンを訪れたり、サポーターやお客として関わる中で価値観が変わったという方、確実にいるのではないでしょうか。
今回改めてお店にお邪魔して、古材カフェやイベント、リビセンサポーターズ、オリジナルグッズなど、リビセンカルチャーに触れる接点がいろいろ用意されているなあと感じました。古材や古道具に興味がある方も、そうではない方も、発見があるお店です。ぜひ訪れてみてください。
12月5日(土)には心と体を労るイベント「live in sense day」も開催されますよ。