2021年1月、茅野市役所近くに新たなカフェが誕生しました！ 店名は「Cafe ナイッス」。
センスの良い音楽に包まれながら、本格的なカレーが楽しめるお店です。
古い民家を改装した小さなお店。
警察官から世界放浪の旅へ
オーナーの本田光陽さんは現在27歳。ナイッスをオープンする前は、蓼科湖畔の宿泊施設「TINY GARDEN蓼科」で働いていたそう。
笑顔が魅力のお兄さんです。
「もともとタイニーガーデンの後はカナダに行く予定だったんですよ。それがコロナで行けなくなって、カフェを開きました。」
え、そんな軽い感じでお店オープンしていいの？！
いろいろ心配になってあれこれお話を伺うと…
兵庫県出身。ご両親は警察官と元自衛官。高校卒業後、兵庫県警に就職するも9日で辞める。
ピースボートで南半球一周の旅へ。その後、愛知県→和歌山県→長崎県→徳島県→兵庫県→オーストラリア→愛知県→長野県白馬村→ネパール→富山県ときて、2020年長野県茅野市のTINY GARDEN蓼科へ。
1年だけ働いてカナダに行くつもりが、新型コロナウイルス感染症の拡大により頓挫。
5月に自分のお店を持つことを思いつき、10月から物件探しなど開店準備を始める。2021年1月、「Cafe ナイッス」オープン。
すごい人生を歩んできたな！ 思いつきで市役所近くの物件と出会えるとは！
ちなみに店名も決めずにオープンしたそうで、「お店の名前何？」と聞かれる度に「ないっす」と言っていたため「ナイッス」になったそうです（笑）
ちなみに世界放浪中の本田さん。髪型でだいぶ印象変わりますね！
この投稿をInstagramで見る
建物の古さを活かしたおしゃれな空間
さて、店内はこんな感じ。DIY未経験ながら、ほぼ自分で改装したそうです！ そんなところもすごい！
エントランス
モニターには映画「E.T.」が。本田さん「まじで好きなんすよ。毎回泣く」
照明もかわいい。
カウンター席あり。
「音楽が好き」とのことで、店内には心地よい音楽が流れ、レコードも飾られています。
スパイスたっぷりながら優しい味わいのカレー
メニューはカレーのみ。カレーづくりは長崎県島原半島のカレー専門店「プラサード」で働いていたときに教わったそう。
左側が「昆布出汁野菜カレー」。動物性のものを使わない、ビーガン対応のメニューです。
右側が「かつお出汁チキンカレー」。
2種のカレーとドリンク（ホットコーヒーorホットチャイ）が付いて1,000円（税込）でした。
メニューは随時変えるそうなので、最新のメニューはInstagramをチェックしてください。
7〜10種類ほどのスパイスが入っているそうで複雑でコクのある味わいなのですが、とっても食べやすい。サラサラ口に入っていきます。
野菜もたくさん入ってるし油っこくないし、毎日食べられるタイプのカレーですね。茅野市役所にお勤めの皆さん！ いいお店できましたよ！
学割実施中！ 人生楽しそうな人、ここにいます。
ナイッスでは学割を実施中。学生の方は全メニュー3割引になります。
「若い人に『こんな大人もいるんだ』『こんな感じでも生きてけるんだ』って思ってもらえたらうれしいですね。悪影響にならないように気をつけます（笑）」
ちなみにカナダに行く予定は変わっておらず、ゆくゆくはカナダ（Victoria Island）と八ヶ岳エリアの2拠点生活を目指しているそうです。カナダでも移動販売などでカレー屋の出店を考えているとか！
というわけで若者のみなさん！ 人生楽しそうな大人に会いたくなったら、ぜひナイッスへ。
ゆるいようでしっかり、不真面目なようで真面目……不思議な魅力の店主が待っています。
関連記事
