長野県下諏訪町で1918(大正7)年創業の福田屋本店。100年以上の歴史を持つ老舗です。
下諏訪町で創業100年、地元に愛される老舗店
お店は諏訪大社春宮・秋宮からともに徒歩15分ほどの場所にあります。駐車場はお店前に5台。
白壁に木の柱が映える、きれいな店内です。
諏訪大社「御射山(みさやま)祭」の公認菓子
名物はこちら! 信州あべ川餅 1,000円(税込)です。
大きなお餅が8枚入り。
安倍川餅といえば静岡の名産。福田屋本店の創業者、佐野竹一さんは静岡の出身で、安倍川餅は福田屋本店の原点となる味だそうです。
「信州あべ川餅」は諏訪大社で毎年8月後半に執り行われる神事「御射山(みさやま)祭」の公認菓子として認められており、「御射山餅」とも呼ばれています。
戦後、御射山祭での神職で「古生会」の一員だった福田屋が、御射山祭でのお祭りのお土産にしようと考案したのが始まりだとか。
きな粉は青大豆を原料とした鮮やかな緑色。コシがあり、歯切れのよいお餅に、風味豊かなきな粉がたっぷり。
語彙力が足りなくて申し訳ないんですが、しっかりと丁寧につかれたお餅! という感じです。思っていたよりもお餅! 求肥ではなく、お餅です。この感じ、食べた方には伝わるでしょうか。
一つ食べればお腹いっぱいの食べ応えです。
甘さは控えめ、お餅ときな粉の風味がしっかりと感じられました。
日にちが経つと固くなってしまうそうで、2日くらいの間に召し上がってくださいね、とのこと。
色鮮やかな季節のお菓子
取材時(3月)に販売していた季節のお菓子もいただきました。
草餅もさくら餅も、緑の鮮やかさが印象的です。桜の葉は国産、色を保つため漬かり具合にもこだわっているそう。
さくら餅はクレープタイプの長命寺と道明寺と2種類ありましたよ! さらに長命寺はこしあんとつぶあんの2種!
右から2番目は、摘果した桃が入った「和桃果(わとうか)」。ぶわあ〜っと桃の香り(少し青梅にも似たような)がして、ジューシーな実とこしあん、お餅が絡み合って、新感覚のおいしさでした。
生クリーム大福も人気とのことで、次回食べてみたいと思います。
諏訪大社にお参りの際にはぜひ立ち寄ってみてください。
ライター:おいちゃん信州松本生まれ、10歳から東京渋谷育ち。カルチャーショックを受け、小学生にして将来は地方移住することを念頭に生きる。大学卒業とともに縁あって茅野市に移住。諏訪旅1人編集部の編集長。 |