『mame mura coffee』やさしい空間でコーヒーを(富士見町)

はじめまして、富士見町出身の文月です。現在は、松本市に住みながら「栞日」というお店の本屋部門と、街の銭湯「菊の湯」で働いています。
これから諏訪旅でライターとしても活動させていただくことになりました。地元の方にたくさんお話を聞いて、魅力を発信していけたらと思っています。どうぞ、よろしくお願いします!

さて、今回はJR富士見駅から徒歩5分、2021年6月15日にオープンしたばかりのコーヒー屋さん「mame mura coffee」に行ってきました。
駅前通りを真っすぐ進むと、左手にお店があります。

こだわりがぎゅっと詰まった、やさしい空間

店内は、奥行きが広く、落ち着いた雰囲気。

店内で焙煎したコーヒー豆や、岡谷市の古道具屋さん「オドル」の雑貨も販売しています。

自家焙煎のコーヒー豆

古道具店「オドル」の雑貨・食器など

お店の内装は店主の田村さんがお知り合いや、ご縁がある方の力を借りて、約1年間かけて施工されたと聞いて驚きました。
古道具でそろえられた椅子や、机、照明など、置かれているものひとつひとつに田村さんの想いが感じられました。

メニューはこちら。

コーヒーのほかに、日本茶や中国、台湾茶もあります。(時期によって変更あり)

店内で焙煎されたコーヒーと手作りのおやつ

私は、ブレンドコーヒーの「琥珀」と、バスクチーズケーキを注文しました。

チーズケーキに添えられたフォークがとてもかわいい……。

「琥珀」ブレンドはすっきりとした味わいでした。チーズケーキは、どこか懐かしさが感じられる、手作りのやさしい味。コーヒーとよく合う、うれしい組み合わせでした。

珈琲豆はお店の奥で、手作業でじっくり焙煎されているそうです。

店主の田村さん。

もともとは、イベント出店をメインに活動されていた田村さん。ずっとお店ができる場所を探していて、お隣の本屋さんmountain bookcaseさんにこちらの物件を紹介していただいたのだそう。

お店に掛かっているのれんは、「mame mura coffee」のコーヒーで染められたもの。同じく、駅前商店街にある「オンリ」のご主人がつくってくれたそうです。

店内の壁面では、上田市の作家ささきりょうたさんの絵が展示・販売されていました。
ささきさんの展示は2021年7月6日まで。この場所は今後も企画や、展示のスペースとして活用していく予定とのことです。

平日は18時まで、週末は20時まで営業しているので、ひとりでゆっくり読書をしたり、食事をしたあとに一息ついたりしたいときにぴったりだと思いました。
今後は、フードのメニューも提供しようと現在検討中とのこと。

今回は夕方の時間帯に伺いましたが、夜はまた雰囲気ががらっと変わって素敵な空間がひろがっている様子が目に浮かびました。
ご自身でつくった内装や、集められた道具たち、手作業で大切に焙煎されたおいしいコーヒー。
田村さんが大切にしているものがぎゅっと詰まった空間で過ごす時間は、穏やかで、心がやさしく満たされていくのを感じました。

新しいメニューや、イベント、展示など、田村さんの頭の中にはいろいろと考えていることがあるそうで、またお店に伺うのが今からとても楽しみです。
お店の最新情報はInstagramをチェックしてください。

ライター紹介:文月

1993年 富士見町生まれ。現在は松本市の本屋と銭湯で働いています。
私小説『私の証明』(百万年書房)を出版。文芸誌でエッセイや、小説なども執筆。趣味はラジオを聴くこと。

SPOT INFORMATION

mame mura coffee

2021年6月にオープンしたカフェ。店主が手作業で丁寧に焙煎したコーヒーのほか、日本茶、中国茶、台湾茶も楽しめます。
古材や古道具を活かした落ち着いた空間で、ゆったりと過ごすことができるお店です。

住所
長野県諏訪郡富士見町落合9984-327
営業時間
月・火・金曜日 11:00-18:00
土・日曜日 12:00-20:00
定休日
水・木曜日(不定休あり)
駐車場
富士見駅前駐車場をご利用ください(3時間無料)
駅から徒歩5分
Instagram
https://www.instagram.com/mame_mura_coffee/
               

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