【のだオバさんオススメ】
八ヶ岳に訪れたら絶対に入浴したい!日帰り温泉ベスト3♨︎in長野県茅野市

こんにちは! ライターの「のだオバさん」です。
諏訪エリアに移住して本当に良かったなぁ〜と思えるのは、良い温泉が多いことです。密集した温泉地ではありませんが(上諏訪は少し密集している)、源泉の種類は豊富で、車を走らせながら巡るのは最高だと思います。美味しいカフェも多いですしね!
ということで、今回は長野県茅野市のベスト3をご紹介します。

第3位 奥蓼科温泉郷『山の宿 明治温泉』

名前の由来は「明らかに治る温かき泉」。鉄分を多く含んだ自家源泉の湯は、身体の芯から温める。

画家・東山魁夷(かいい)が描いた「緑響く」のモデルとして一躍有名になった御射鹿池(みしゃかいけ)から一番近い場所にあるのが、『山の宿 明治温泉』です。

湖面に映る樹木が美しい『御射鹿池』

山の中にひっそりと佇む一軒宿

御射鹿池から徒歩5分

脱衣所には入浴方法と歴史が書かれています。
江戸時代の中頃に発見され、農家さんの湯治場だったそうです。

【源泉の温度】25度
【泉質】鉄炭酸泉
【効能】神経痛、リューマチ、婦人病、冷え性、肩こり
※ホームページより引用

3パターンの湯船を楽しみながら健康に!

僕が気に入っている点は、温度が異なる3つの湯船あることです。交互に入ることで、より健康に良いそうです。

女性風呂 ※撮影許可を頂いています。

一番奥に見えるのが、メインの「開放式露天風呂」です。

源泉を温めただけの混じりっけのない温泉です。(冷泉は無色透明ですが、温めると茶色くなります。)
鉄分の香りに包まれながら、ぬるめのお湯にじっくり浸かると、じわーっと汗が出てきて身体がポカポカしてきます。身体に効いているって感じ。もう天国っす♪

窓からは「おしどり隠しの滝」が見えます。渓流の音を聞きながらの入浴って最高ですね〜。

続いては、内風呂です。

こちらは「展望大浴場」です。源泉を少し熱めに温め、濾過した温泉です。

ここも良い^^ 熱くて長くは浸かれませんが、ぬるめの温泉と交互に入ると身体から力がどんどん抜けていき、疲れた身体をほぐしてくれます。

うちの子どもはここが気に入ったようです。

そして、目の前にあるのが源泉(25度)掛け流しの「冷泉打たせ湯」です。

いきなりは冷たすぎて入れませんが、温かい湯船に浸かった後でしたら入れます。
頑張って浸かってみると、あら不思議! 温かく感じるんです。そしてまたぬるめの温泉へ! 僕はそんな感じで3つの湯船を楽しんでいます♨︎
明治温泉に行ったら、時間をかけてじっくり入っていただきたいと思います。

こちらは浴場の雰囲気が分かる動画です。

最近、旅館内にコワーキングスペースができましたので、仕事の合間に温泉に入るのも良いと思います。

2階 コワーキングスペース。日帰り温泉料金1,000円払った人は使用可能(2021年9月25日現在)

こちらは、オーナーのスーさんが書いた記事です。
『蓼科の秘湯!奥蓼科温泉から溢れる清涼感をお届け!』

『山の宿 明治温泉』
住所:長野県茅野市奥蓼科4734
(茅野駅から車で約30分)
T E L:0266-67-2660
https://www.meijionsen.jp/
日帰り入浴
受付:11:00〜15:00(最終退館16:00)
料金:1,000円(小人500円)
定休日:不定休のため、事前に宿にご連絡ください。

 

第2位 八ヶ岳名湯の宿『唐沢鉱泉』

日本では珍しい二酸化炭素冷鉱泉。肌につく炭酸ガスの泡が心も身体も癒す。

標高1,870m、八ヶ岳国定公園内にある自然豊かな『唐沢鉱泉』もオススメです。
温泉はもちろん良いのですが、源泉が湧いて出来た神秘的な「源泉池」や、超美味しい名物の猪鍋もあります! 楽しみどころがいっぱいです。

見てください! こちらが敷地内にある「源泉池」です♨︎

キレイでしょ♪

源泉は10度くらいなので、触ると冷たいです。

絶景のコワーキングスペースです(笑)

それでは、温泉の紹介をしていきましょう!

【源泉の温度】10.2度
【泉質】単純二酸化炭素冷鉱泉
【効能】高血圧、動脈硬化、慢性消化器病、痔症、冷え性、神経痛、筋肉痛、関節痛、運動麻痺、関節のこわばり、五十肩、うちみ、くじき、きりきず、やけど、病後回復、疲労回復、健康増進
※書籍『日本の秘湯』より引用

ぬるめの温泉にじっくり浸かって温泉効果を高める

浴槽は2つあります。手前の小さい方がぬるく、奥の広めの方が熱くなっています。
選択肢があるのが良いですね。熱い湯船だけですと、子どもが入れなかったり、入浴時間が短すぎて温泉を味わいきれていない感じがします。

僕はいつもぬるめの温泉に30分くらい浸かって、ぼぉーっとしています。ぬるいけど身体の奥底まで温まって血行が巡る感覚。至福のひとときです♨︎

浴槽の間にある溜め桶。舐めてみると強烈な鉄分のお味。

聞くところによると、二酸化炭素冷鉱泉は日本では珍しいそうです。
炭酸ガスの小さな泡が肌にまとわりつくのがすごく心地良い♪
毛細血管が刺激され、デトックス効果もあるそうです。

冷たい源泉の打たせ湯もあります。

思い出しながら記事を書いていると、もう行きたくてしょうがない。疲れた身体が求めているんでしょうね。大地の恵みである温泉って本当にありがたいです。

猪肉と味噌の相性が抜群! ご飯3杯いけます(笑)

温泉だけでなく、名物の猪鍋を味わっていただきたいです。
僕の中では温泉+猪鍋が、身体を温め元気になるためのセットです。
※前日までに予約が必要です。

豪快に盛られた猪肉&野菜にテンションが上がります♪
2人前 5,500円〜(税込)

肉厚な猪肉を、地元の味噌でいただきます。

本当に美味しいっす!
程よい弾力があって、噛むほどにジュワーと滲み出る肉の旨味。もう最高٩(^‿^)۶
この鍋の中で泳ぎたいくらいです(笑)

ジビエ独特の臭みもないので、どなたでも美味しく食べられると思います。
身体が疲れた時は、温泉+猪鍋がオススメです!

高確率で鹿に会えますよ〜

八ヶ岳名湯の宿『唐沢鉱泉』
住所:長野県茅野市豊平4733-1
(茅野駅から車で約40分)
T E L:0266-76-2525
http://www.karasawakousen.com/
日帰り入浴
受付:10:00〜15:00(最終退館15:30)
料金:700円(小人400円)
定休日:混雑時は安全確保のためお断りする場合もあり。事前に宿にご連絡ください。

 

第1位 信玄の薬湯『渋辰野館』

温泉濃度が高過ぎるため長湯厳禁! 武田信玄の傷兵を治したと言われる薬湯。

堂々のナンバー1は、硫黄臭がガンガンする僕好みの温泉♨︎ 奥蓼科温泉郷にある『渋辰野館(しぶたつのかん)』です。
宿泊した時のお食事もすごく良かったです。自信を持ってオススメしたいお宿です。

どこを撮ってもインスタ映えする館内

御射鹿池(みしゃかいけ)を右手に見ながら車を走らせること5分。森の中にひっそりと佇む温泉宿があります。

玄関がシブすぎる。創業から100年という歴史を感じますね〜。
中に入ってみると…

まるで昭和初期にタイムスリップしたかのような感覚に。懐かしく、そして心温まる独特な空気が流れていました。このレトロ感がたまらないです。

浴場までは、長〜い廊下を3分ほど歩いて行きます。
途中には、この薬湯を発見して人々に教えたという『少名毘古那神(すくなびこなのかみ)』が祀られていました。

こんな温泉宿は珍しんじゃないでしょうか。

それでは、温泉の紹介をしていきましょう!
廊下に薬湯の入浴方法について書かれていました。

「薬効が強いので慣れるまでは入浴の時間と回数を増やさないでください」とのこと。

【源泉の温度】
【泉質】単純酸性冷鉱泉
【効能】胃腸病、リューマチ、婦人病、皮膚炎と幅広く、創傷にも良く効き、肌もすべすべしてきます。
※ホームページより引用

身体が疲れた時は、ここの温泉が最高!

浴場は男女とも「信玄の薬湯」「森の温泉」「内湯」の3ヶ所に分かれています。(服を着て移動します)
僕の一番のお気に入りは、ここ「信玄の薬湯」です。

すごく良い雰囲気でしょ〜^_^ 硫黄の香りがすごい!
手前の浴槽が源泉の打たせ湯です。

約20度の冷泉なので、さすがにそのまま入るのは難しいです。
まずは、奥にある加温した湯船に浸かります。

これぞ温泉! 白濁の湯です♨︎(透明な源泉を温めることで、乳白色になります。)
こう見えて深さは90センチほどありますので、中腰にならないと入れません。
お客さんの長湯を避けるために、この深さにしているそうです。なるほど……。

確かにお尻はつかない。

これが良い湯加減なんですよ〜熱すぎず、ずっと浸かっていられる温度です。
でも、長湯厳禁なのでお隣りの冷泉へ。

つ、つめたい^^;
でも、頑張って肩まで浸かると温かく感じてきます。ほんと不思議!
交互に入ることで血流が良くなり身体もポカポカです。温泉最高〜♪ 家の近くにあって本当に良かった!

こちらは「森の温泉」です。森林浴しながら濃厚な温泉を楽しめます。
※ちなみに「内湯」にしか洗い場がありません。

「あ〜今日も最高の温泉だった^_^」と満足しながら廊下を歩いて行くと、文字が書かれた木札が目に付きます。

かつて著名な俳人が訪れ、入浴料の代わりに詠んだ句だそうです。
それを聞いた妻が詠みました……

『おへそから 渋辰野温泉 でてきたよ^_^』

意味:硫黄の香り強い温泉が、おへそに入って…それがちょっとずつ出てきて、3日間は楽しめる。そんな妻の喜びの唄。

…そんぐらいの川柳じゃダメだとおもう(笑)というか、おへそ洗いなよ!

山の幸が盛りだくさん! 手作りの温かみを感じる絶品料理

良いのは温泉だけではありません。食事もかなり良かったです。
こちらはお正月に泊まった時の様子です。

テーマは「森のたからものづくし」だそうです。

出るわ出るわ! 山の幸や、地元の旬の食材たちが! ボリュームがすごかった。
一つ一つ丁寧に作られていて、どれも美味しかったです^_^
家族も大満足でした♪ また泊まりたいです。

『信玄の薬湯 渋辰野館』
住所:長野県茅野市奥蓼科4734
(茅野駅から車で約35分)
T E L:0266-67-2128
https://sib-tatu.com/index.html
日帰り入浴
受付:11:00〜15:00(最終退館16:00)
料金:1650円(小学生1100円、幼児350円)
定休日:要予約。不定休のため、事前に宿にご連絡ください。

いかがでしたでしょうか?
茅野市には他にもまだまだ良い温泉があります。蓼科湖周辺にある「三室(みむろ)源泉」なんかもかなり良いです♨︎ 市の福祉温泉も7ヶ所ありますしね。

なかなか温泉まで足を運べないという方には、渋辰野館の湯の花もオススメです。

90g 1000円(送料・税込)〜

僕も購入しましたが、なかなか良かったです。

ぜひ、長野県茅野市の温泉を感じていただければと思います。

のだオバさん。

放送作家。夢で「諏訪大社に行け!」と言われたのを真に受け、長野県茅野市に移住^_^ 余所者の目線を通して、諏訪・八ヶ岳エリアの魅力を発信中!花好きから「あいつオジさんのくせに、オバさんっぽいな」と言われ、あだ名が『のだオバさん』に。妻は、天国の動物と話すフリーアナウンサー谷岡恵里子。
https://peraichi.com/landing_pages/view/noda/

               

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