ムジカロゼッタ古楽コンサート in 八ヶ岳  17世紀ドイツの宗教的コンチェルターテ集『暗黒に差す静謐な光』12月26日(日)

2021年12月26日(日)八ヶ岳・原村で音楽コンサートやワークショップなどを手掛ける「ムジカロセッタ」による古楽コンサートが、「茅野市民館コンサートホール」にて開催されます。タイトルは『暗黒に差す静謐な光』 〜17世紀ドイツの宗教的コンチェルターテ集。                                             三十年戦争、疫病、飢饉で荒廃した17世紀ドイツの大混乱の時代、音楽による希望に光を灯し続けた作曲家たちの真摯な祈りの聲を追います。

出演:
原謡子(ソプラノ)
品川聖(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
金子浩(テオルボ/リュート)
杉本周介(オルガン/チェンバロ)

ムジカロゼッタより

17世紀前半のドイツは「30年戦争」、疫病の流行、天候不順による飢饉にみまわれ国土が荒廃し、ドイツの人口は1,600万人から1,000万人にまで減少したと言われています。戦争の費用などで宮廷の財政は悪化していったことにより、宮廷楽団の縮小や楽団員の給与の停止など、音楽家にとっても厳しい時代に突入しました。                                            17世紀、最も重要なドイツの作曲家ハインリヒ・シュッツもその影響に直撃された一人です。ドレスデンの宮廷も戦争により財政が悪化し、楽団組織が保てなくなっていきました。そのような時期にあっても楽団を何とか維持しようと奮闘し、作品を生み出し続けました。

今回のコンサート前半では縮小された楽団員でも演奏できるように作曲された「小教会コンチェルト集」(第1巻1636年、第2巻1639年)から4曲、後半は同時代に同じくザクセン選帝侯領の町ツィッタウでオルガニストをしていたアンドレアス・ハンマーシュミットのモテットを3曲お届けします。その他、それぞれの楽器の独奏曲も演奏します。

2020年からコロナ感染症により世界が一変し、さまざまなところで私たちの生活に影響がありました。
このような時代だからこそ、同じように苦難の中にあった17世紀ドイツにあっても諦めずに音楽による希望と勇気を伝え続けた作曲家たちの作品を演奏したいと思いました。

演奏に使用する楽器はその当時に用いられていたものに極めて近いものばかりです。ヴィオラ・ダ・ガンバはチェロと同じくらいの大きさですが、6〜7本のガット弦を持ち、指板にはフレットがついています。弓を下から持って弓の張力を加減しながら演奏することによりとても繊細な表現が可能です。

テオルボは十数本の弦を持つ大型のリュートです。主に伴奏のために長い低音弦が張られています。
表現の幅が広く、この時代の伴奏には大変重要な楽器です。

オルガンは小型のパイプオルガンです。今回の楽器は木製のパイプを持ち、現代のコンサート会場で使用できるように椅子に取り付けられた送風機とふいごにより本体に風を送り、パイプを鳴らす仕組みになっています。

チェンバロは真鍮の弦を鳥の羽の軸を削った爪で撥弦し、倍音の豊かな華やかな音色を持っています。

歌唱も現在私たちが考えられる限り当時の演奏習慣に則った歌い方でお送りします。

年末のひと時を一条の光のようなドイツのバロック音楽を聴きながら過ごしてみませんか?

出演者プロフィール

原 謡子 ソプラノ
東京学芸大学芸術専攻卒。中世、ルネサンス、バロックから古典派の歌曲を中心に演奏活動を行っている。古楽アンサンブル「コンチェルト・ソスピーリ」「はらむら古楽祭」(2016、2017)にて古楽アンサンブル「コントラポント」と共演、その他多くの古楽アンサンブルでソリストを務める。これまでにイギリス民謡をテーマとしたCD冊子「雪下の水音」CDアルバム「The Scenery of Old Songs」やCD冊子「鷲の羽音島巡礼記」をリリース。古楽歌唱を花井哲郎氏に学んだほか、ドロン・シュライファ―氏、波多野睦美氏、故クラウディオ・カヴィーナ氏の指導も受ける。古楽関連の企画運営事務局『MusicaRosetta』代表。

品川 聖 ヴィオラ・ダ・ガンバ
桐朋学園大学古楽器科を1999年卒業後、同年ブリュッセル王立音楽院に留学。2003年ディプロマを取得し首席で卒業。ヴィーラント・クイケン氏ほかに師事。留学中の2001年、安曇野(長野県)でのソロ・デビュー以来、全国各地でコンサート活動を展開。2006年より「J.S.バッハ:ガンバ・ソナタ全曲」のコンサートを毎年開催。2010年より北アルプスの山小屋でもソロ・コンサートを継続。近年は活動の場を広げ、2015年NHKBSプレミアム「新日本風土記~上高地」に出演。2016年松本と上高地で開催された第1回「山の日」記念全国大会において、皇太子殿下の御前でソロ演奏を披露。これまでに5枚のソロCDをリリース。東京古典楽器センター講師。日本ベルギー学会会員および日本ヴィオラ・ダ・ガンバ協会会員。

金子 浩 テオルボ / バロックリュート 
桐朋学園大学古楽器科卒業。オランダのデン・ハーグ王立音楽院に留学し、リュート科教師ディプロマ及びソリストディプロマを取得。’97年帰国。ブルージュ国際古楽コンクールに入選。「バッハ・コレギウム・ジャパン」「コンバティメント・コンソート・アムステルダム」「声楽アンサンブル・ラ・フォンテヴェルデ」「ラ・ムジカ・コッラーナ」「アンサンブル・コントラポント」などの通奏低音奏者としての演奏会、レコーディングに参加する。NHKラジオ、テレビ番組等に出演。上野学園エオリアンホールにて、バッハの自筆譜(BWV998)の展示と共に、そのリュートの為の作品を演奏する。ソロCD「ハートランド~リュートで聴く名曲集、究極のベスト100」は、リュートによるジャンルにこだわらない初の録音で、エイベックス・クラシックスより再販されている。洗足学園音楽大学非常勤講師。

杉本 周介 オルガン/チェンバロ
米国、スイスで作曲、チェンバロ、ピアノ、オルガンを学ぶ。16世紀から18世紀の様々な鍵盤楽器を中心に国内各地で演奏活動を行っている。古楽アンサンブル「コントラポント」「東京古楽団」「山梨バッハアカデミー・バロックオーケストラ」等で通奏低音奏者を務めた。バロック音楽がより親しみやすくなるトークコンサートを多数プロデュースしているほか、作編曲の活動、鍵盤楽器やアンサンブルの指導やワークショップを行っている。2020年に軽井沢の修道院に設置されているパイプオルガンの名器によるCD「定旋律の煌めき」(スウェーリンク作品集)を録音。八ヶ岳の麓に在住し日々森を歩き畑を耕すなど、自然と向き合う生活を実践している。「はらむら古楽祭」事務局メンバー。

ムジカロゼッタ古楽コンサート in 八ヶ岳 Vol.21
「暗黒に差す静謐な光」〜17世紀ドイツの宗教的コンチェルターテ集

開催日
2021年12月26日(日)
時間
14:00開場 
14:30開演
出演
原謡子(ソプラノ)
品川聖(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
金子浩(テオルボ/リュート)
杉本周介(オルガン/チェンバロ)
会場
茅野市民館コンサートホール
チケット
前売一般 3,500円
ペア 6,500円
当日 3,800円
高校生以下 1,500円
チケット予約
ムジカロゼッタ 070-4430-0666
https://musicarosetta.com
info@musicarosetta.com
株式会社 HSS JAPAN 03-6228-7702(担当:隈部)
主催
株式会社HSS Japan
企画
ムジカロゼッタ
文化庁「Arts for the future!」補助対象事業
問い合わせ
ムジカロゼッタ 070-4430-0666
https://musicarosetta.com
info@musicarosetta.com
詳細ページ
https://musicarosetta.com

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