後世に残したい『信州ノコギリ』文化

『信州ノコギリ』が消滅の危機です( ; ; )

御柱祭用の御神木を切る役目がある、格式高いノコギリ!

※諏訪大社上社前宮の御柱

それは、200年の歴史を持つ茅野の誇り!

農閑期に発展した信州ノコギリ。

明治13年には約4200名もの職人さんがおり、全国で10%のノコギリを生産していました。

しかし今は、お二人だけになってしまいました…

信州の名工・両角金福(かねひろ)さん。この道55年。

徹底的に素材にこだわり、島根の安来鋼を使用。

どっしりと重い(・・;)

ノコギリの地。

新潟の会社が生産しているが、1トン単位でないと発注できない…

そこまで需要が無くなってきた信州ノコギリ。

「この素材が無くなったら、信州ノコギリは終わりかな?」と両角さん…

両角さんの仕事場を見せて頂きました!

繊細な歯入れ。歯の具合を見るために部屋を暗く塗り、北側の窓から光を入れる。そのこだわりは正に職人!

使い込まれた道具たち

ノコギリの歯を削る。一人前になるには最低10年かかる。

ノコギリは、押し引きで役割が違うため刃の削り方も違う。かなり繊細な作業です。

諏訪の風土(湿気が少ない)と、職人気質が最高のノコギリを産み出しました。耐久性が良く、抜群の切れ味と評判に✨

今も魂を込めてつくられています!

しかし、時代の流れと共に…

家は工場でつくるようになり、電動工具が発達し、安いノコギリの刃で使い捨てになった…

時代の変化は分かるが…無念( ; ; )

両角さんも、時代に迎合し「安い材料では絶対につくりたくない!」とのこと。「今まで守ってきてくれた、ご先祖に申し訳ない」と…

このままでは途絶えてしまう(;_;)

『どうしてもホンモノを残したい!!!』

そんな想いで動き出したのは、茅野市の観光まちづくり。

観光という手段を使って、地域の文化を残す試みを行っています。

観光客が訪れることで、ノコギリ職人さんにもお金がおち、文化が継続する…そんな理想を描いています✨(僕の古巣です)

応援よろしくお願い致しますm(_ _)m

『ちの旅』 https://chinotabi.jp/activity/20/

ノコギリ職人さんは、諏訪大社のご神器もつくっています。

のだオバさん。

放送作家。夢で「諏訪大社に行け!」と言われたのを真に受け、長野県茅野市に移住^_^余所者の目線を通して、諏訪・八ヶ岳エリアの魅力を発信!花好きから「あいつオジさんのくせに、オバさんっぽいな」と言われ『のだオバさん』に…。天然の妻・フリーアナウンサー谷岡恵里子は相当ヤバい(笑)