『手打ち蕎麦切り 蓼山亭(りょうざんてい)』は茅野市ビーナスラインにある自家栽培・自家製粉のお蕎麦屋さん。こだわりが詰まったそばが絶品でした!!
自家栽培・自家製粉のそば
店内はこんな感じ。
店内に入ってすぐ左手には、コンピューター制御式の石臼が!
ゴウンゴウン回っておりました。
蓼山亭さんは自家製粉だけでなく、ご主人自らソバを栽培されています。
どんなおそばが食べられるか、ワクワク。
十割そば・冷たいそばのみ
さてメニュー!
店内で食べられるのは全て十割そばで、冷たいそばのみ。
「十割蕎麦とそばつゆの旨味と風味を最大限に生かしてお召し上がりいただくため、薬味は添えておりません。」とのこと。店主のこだわりが伝わってきますね…!
キシキシ・シャキシャキ食感の絶品そば
選んだのはこちらのメニュー。
季節の小鉢と香の物つき。つゆを回しかけていただきます。(左上のつゆはそば湯用)
つるつるっ……んんっ?!うまい!!これはうまいぞ!!
十割とは思えないつるつる感!! キシキシ・シャキシャキした歯応え。めちゃうまい。
あっという間に完食しました。
辛味大根や天かすといった具材とのコラボも素晴らしかったのですが! これはせいろで食べなきゃ!と後日再訪問。
薬味はなし、塩と大根おろしがつきます。
まずはそばだけでよく噛んで、次に塩をひとつまみ、その次に辛味大根をまぶして、ここで初めてつまんだそばの下半分をそばつゆに浸して食べる、というのがご主人おすすめの食べ方。
その通りに食べてみましたが、やっぱりおいしい〜〜〜。
シンプルな分そばの香り、風味がより豊かに感じられます。
天ぷらも付けちゃいました。
えっ!りんご?!
りんごの天ぷらはじめて食べました。他の具材もあまり見ないものばかりで楽しかったです◎
そばは料理
蓼山亭の店主、竹内蓼山さんにお話を伺いました!
こんな言い方失礼ですが…めちゃくちゃおいしいですね… 全て十割、冷たいそばのみなのはこだわりがあるのでしょうか。 |
そばの王道は十割だと思っています。シャキシャキした歯応えとのどごしを味わっていただくために、冬でも冷たいそばのみ。 今は新そばだから、これから熟成されてもっとおいしくなるよ。1〜2月くらいがそばが最もおいしい時期。 |
これからもっとおいしくなるんですね。そばつゆもめちゃくちゃおいしくてびっくりしました。そば湯のおかわりがほしい… |
そばは『料理』。つゆもおいしくないと。最高級本鰹枯れ節、醤油、味醂、利尻昆布、干し椎茸など材料にもこだわり、全て国産を使用しています。 |
蓼山さんは約30年前に東京から蓼科高原にIターン。ペンションを経営した後、2006年にそば店を始めたそう。(現在の蓼山亭は2008年にオープン)
おいしいそばを作るには原材料が命、と開店当初からソバの生産に取り組み、2017年には全国そば優良生産表彰の「日本麺類業団体連合会会長賞」を受賞しています。
基本的にご主人と奥様2人で切り盛りしているお店なので、提供に時間がかかることも(筆者の来店時は2日ともご主人のみでした)。時間に余裕をもってゆったりそばを味わってください。
まさに、「食べればわかる本物の手打ちそば」。そば通の方にもおすすめです!