2020年12月14日、JR上諏訪駅で販売されている駅弁「諏訪弁 ほいじゃねェ」がJR東日本の駅弁頂上決戦「駅弁味の陣 2020」で「駅弁大将軍」に選出されました!
9回目の開催となる今年は65種の駅弁がエントリー。ハガキやインターネットを通して投票が行われ、計2万2319票が集まりました。
温泉での出会いから始まった「諏訪弁 ほいじゃねェ」
「諏訪弁 ほいじゃねェ」はJR上諏訪駅近くの「れすとらん割烹いずみ屋」、諏訪のソウルフードとも言えるラーメンチェーン「みんなのテンホウ」、そして上諏訪にあるゲストハウスの「シャンブルドットTATAMI」がコラボして開発したお弁当。
上諏訪駅は以前の駅弁業者が撤退して以来、オリジナルの駅弁がないことが課題になっていました。
「諏訪に来たらこれを買って食べていって! と言えるような名物弁当があったらいいのに……」
そんな思いを抱えていたTATAMIの女将、菊池千鶴枝さんが、上諏訪駅のコンビニであるNEWDAYSの担当者とたまたま共同浴場で一緒になったところから諏訪弁プロジェクトが始まりました。
※温泉地の諏訪地域には、地元の方が日常的に使用する「共同浴場」と呼ばれる温泉が多数あります。なんと諏訪らしいきっかけ!
翌日にはJR長野支社に提案し、以前から交友のあった「れすとらん割烹いずみ屋」、「みんなのテンホウ」とのコラボが決定。2020年1月24日に上諏訪駅NEWDAYSにて販売スタートしました。
テーマは「結び」。諏訪愛をぎゅぎゅっとつめて。
そんなご縁からできた「諏訪弁 ほいじゃねェ」。「ほいじゃねェ」は「またね」という意味の諏訪の方言で、「また諏訪に来てね」という思いが込められています。
テーマは「結び」。諏訪地域のさまざまなお店とコラボし、諏訪の食文化がぎゅぎゅっと詰まったお弁当になっていますよ!
箸袋はお品書きになっています。
諏訪湖の名産、わかさぎと川海老がのった龍神おむすびや、凍み豆腐をくるくると柱状に巻いた御柱巻きなど、諏訪の伝説や文化を伝えるネーミングもおもしろい。
包装紙は4パターンあり、諏訪地域の風景を移した四季折々の写真を季節に合わせてかけかえているそう。今の季節は諏訪湖の御神渡り! 「諏訪豆知識」として御神渡りの解説も記されています。
「ほいじゃねェ」の文字は八剱神社の宮坂清宮司が筆を振るいました。
総合評価1位 駅弁大将軍
「諏訪弁 ほいじゃねェ」の製造を担う「れすとらん割烹いずみ屋」の宮坂友子さんによると、今年は新型コロナウイルスの影響で電車の利用者が少なく、作ってもまったく売れない日もあったそうです。
その中でも地道に販売を続け、「駅弁味の陣」初出場での「駅弁大将軍」はまさに快挙! 味・盛付・掛け紙の3項目で高い評価を得ての選出です。
諏訪弁は「結び」のお弁当。諏訪と人を結ぶ、人と人を結ぶ。諏訪の味と心が詰まったお弁当を作らせてもらえることに感謝しています。たくさんの方に食べていただけるよう、大切に育てていきます。みなさん応援ありがとうございました!
とのコメントをいただきました。
「諏訪弁 ほいじゃねェ」販売場所
「諏訪弁 ほいじゃねェ」はJR上諏訪駅のコンビニNEW DAYSで販売されている他(※追記:現在はJR上諏訪駅NEWDAYSでの販売は終了しています)、前日までの予約で「れすとらん割烹いずみ屋」でも購入できます。
電車で諏訪に訪れる方だけではなく、地元の方にもおすすめしたい! 諏訪の特産が詰まっているということも押しポイントの一つですが、お弁当としておいしいです! お友達や家族と食べれば会話も盛り上がりそう。
諏訪愛に満ちたお弁当、上諏訪駅近くに立ち寄った際にはぜひ味わってみてください◎
販売価格:1,080円(税込)
販売場所:JR上諏訪駅NEWDAYS(※追記:現在は取り扱い終了)
※12月1日、9日、16日、22日、31日、1月1日、2日は販売休止。
1月3日〜通常営業
前日までの予約でれすとらん割烹いずみ屋にて購入可能。
問い合わせ先:れすとらん割烹いずみ屋 0266-52-3267