新型コロナウイルスの影響で苦しい状況が続く飲食店。そんな中、諏訪地域の飲食店3店が共同でそばのキッチンカーを開発しました。
名前は「うごく蕎麦屋さん」。なんと製麺機が搭載されており、車内で製麺したそばが味わえます。切りたてのそばを提供するキッチンカーは全国初だとか!
早速食べに行ってきました。
こだわりのそばをキッチンカーで
2021年3月2日(火)、下諏訪商工会議所駐車場で「うごく蕎麦屋さん」のキッチンカーを発見。雨降りでしたが数名のお客が列をなしていました。
この日のメニューは盛りそば(650円・税込)と牛すじ丼(660円・税込)。そばは上諏訪駅前の「十割蕎麦そばや」のもの。牛すじは岡谷市の「石挽きそばや わかば」の人気メニューです。
事前に用意したそば生地を、注文を受けてから車内で製麺して茹でます。まさに切りたて・茹でたて!
出てきたのがこちら!
牛すじを単品でつけていただきました。
細めのそばで、のどごし抜群です。キッチンカーでこんなクオリティのそばが出せるのか!
牛すじももちろんおいしい。濃いめの味付けでごはんとの相性も最高でしょうな。
量食べられる方は、そばと牛すじ丼をセットでどうぞ。
そばつゆはそば湯にしていただきました。
6種の出汁に岡谷市の味噌蔵「喜多屋味噌」のたまり味噌を合わせたこだわりのつゆです。おかわりくださいと言いたくなるおいしさです。
諏訪のご当地そばをつくりたい
「うごく蕎麦屋さん」を開発した「十割蕎麦そばや」さんと「石挽そばやわかば」さん。
この日は参加されていませんでしたが、諏訪市の中華料理店「ぱおず屋陽太」さんもメンバーです。
キッチンカー開発プロジェクトが始まったのは2020年5月。お店にお客様が来れないなら、こちらから出ていこう! との十割蕎麦そばや店主の長崎さんの呼び掛けでスタートしたそう。
岡谷市の「みすづ自動車」の協力で中古トラックを改修し、下諏訪町の金属加工機械メーカー「センターパーツ」に製麺機の製造を依頼。2021年2月に車両が完成し、動き始めました。
そば粉は八ヶ岳山麓産100%、そば粉にプラスして寒天が入っているそうです!
「諏訪ならではの、ご当地そばをつくりたい」と長崎さん。一つのお店の味に固執せず多店舗で共同することで、諏訪地域のそばを広くアピールしていきたいとお話ししてくれました。
新しい商品も考えていくとのことで、今後の展開も気になります!
本格的なそばが野外で気軽に味わえる新しいキッチンカー、SNSで出店情報をご確認の上、ぜひ足を運んでみてください。
3月中は毎週火曜日11:00〜13:00、下諏訪商工会議所の正面駐車場に出店予定。
3月29日(月)は八十二銀行岡谷支店駐車場にて「石切そばや わかば」のそばを提供予定。