『あゆみ食堂』諏訪に「あゆみ食堂」がある幸福。(諏訪市) 

今回は、私が移住先を決めるために、情報収集をしているなかで出会っていたお店をご紹介します。

出会いは、グルメ雑誌のwebページに掲載されている情報。
東京を拠点に活躍している若手料理研究家が2019年の秋に諏訪市に移住してオープンさせた食堂があるらしい……記事を読む程に、おいしそう……落ち着いたら絶対いこう! と思っていたごはん屋さん。
JR上諏訪駅から甲州街道を進み、「舞姫」「麗人」「本金」「横笛」「真澄」と酒造五蔵を通り過ぎた辺り、「真澄」さんのお向かい位置にある人気店「あゆみ食堂」さんです。

右側の茶色いドアが入り口です。

事前の予約を忘れずに。ワクワクして待ちましょう。

あゆみ食堂には「ふらっと」行くことはあんまりありません。というか、私は予約してしか行ったことがありません。

そもそもディナーは予約制だし、人気店だけあって、ランチも予約優先。平日でも満席なことも多いのです。
SNSをチェックして、営業日であることも確認します。水・木・金が定休日なので、お気を付けください。
そのとき一緒にチェックするのがその週のメニュー。あゆみ食堂さんのランチは週替わり。メニューはワンプレートで1種類。そこにドリンクやおやつをつけますか? を迷う、といった注文になるので、好き嫌いが元々多い人は、メニューを見てから予約がおススメかも。

あゆみ食堂Instagramで営業カレンダーやメニューを確認。

私の場合は、「(おいしければ)なんでも大好きです!」なので、シンプルに、予約日までのワクワクのためにメニューをチェックしています。

通り過ぎないように、注意。内装とのギャップに驚きます。

東京からの移住者で、料理研究家がやっているごはん屋さん、という言葉から小奇麗な店構えを想像される方も多いのでは?

あえて書きますが、通り過ぎないように注意してください。定休日に見ると、なんなら、中古の空き物件に見えます。
営業日には富士山モチーフの可愛い看板と、ランチメニューの貼り紙が出ていますので、目印を頼りに木戸を開いてください。

扉を開くと、2度目のびっくりがあるはず。外観と内装の差にも驚かされます。

こちらのリノベーションは、諏訪市にある古材・古道具のリサイクルや空き家のリノベーションをおこなう「ReBuilding Center JAPAN」(略してリビセン)が手掛けたもの。諏訪市、下諏訪町界隈には、本当にリビセンが手掛けた建物が増えています。

そのどれもが素敵な佇まいで親密な雰囲気のある建物です。古材を使うというのは、人の温度というのか、名残を含んだ木材を使うということで……、それが優しい佇まいに繋がっているのかもしれませんね。

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店員さんに促されるままに手洗いに向かうと3度目のびっくり。土間のような場所から、トイレや手洗い場に向かう通路も面白いつくりです。古い建物をリノベーションしたのだなぁ、とよく分かりますよ。お客様が多く写真が撮れなかったので、ぜひ実際に見てみてください。

あとは、おいしくいただくのみ!

では、お待ちかねのごはんのご紹介! 見ていただくのが一番わかりやすく「おいしそう」です。

まずは、3月に行ったときのメニューをご紹介。
献立は野菜を楽しむものが多く、この日も聖護院大根をメインに、野菜のかき揚げと、卵焼き、サラダがワンプレートに盛られました。


ご飯は雑穀が入っているのかな、ちょっと色がついていて、食感もたまに、プチっとしたりして、それがまた楽しいです。
大盛、小盛も選択できるから、小食さんも、たっぷり食べたい方も、安心ですよ。

このときはオーナー大塩さんのインスタグラムの発信を見て『聖護院大根のおいしさ、美しさ』に期待が高まり、ランチを予約。
実際にいただいてみて、大根の揚げ出しのみずみずしいおいしさに内心興奮したのでした。

さて、最近行ったときの写真もご紹介します。

この日はチャプチェと唐揚げという、ちょっとガッツリメニュー。唐揚げは、コチュジャンソースでピリ辛でした。
チャプチェには野菜がたっぷり使われていて、そのあたりは流石あゆみ食堂! という感じです。

いつも思うのは、「サラダがめちゃ旨」ということ。この日は新玉ねぎのドレッシングだったのですが、春を満喫! といった感じでした。苦みのある春野菜とも合います。

この日は、お友達とドリンクも頼んで、お食事と一緒にいただきました。
私が頼んだのは「真澄」さんの梅酢シロップに柑橘を合わせたソーダ。組み合わせのアイデアが光ります。

見た目の美しさと味のおいしさにほれぼれ。
後日、真澄さんのショップで梅酢シロップを購入しました。あゆみ食堂のまねっこをして自宅で楽しんでいます。

住むまちに、「あゆみ食堂」がある幸福。

実は、あゆみ食堂さんは、家から徒歩で行ける距離にあります。私の仕事は平日休みもあったりするので、平日ランチを食べに行くのが私の定番です。

こちらに移住して半年。地元にお友達もできて、誰かとランチに行く機会も増えました。

諏訪は春を迎えて、日差しが暖かな日々が続いています。休日に、川沿いの道を歩いて、あゆみ食堂に向かい、お友達と待ち合わせておいしいランチをいただく。

「日常に、こんな贅沢があるなんて!! 幸福!!!」という時間です。
お友達を連れて行きたいお店やカフェがたくさんあるのも、諏訪の魅力だなぁと感じます。

カウンター越しに大塩さんを隠し撮り。あゆみ食堂の富士山と共に。

予約で席を確保するとき「11時半〜か13時〜がありますが」と言われます。お客さんもそれくらいの時間を目安に過ごされる方が多い印象です。
皆様ぜひご予約の上、行ってみてください。幸福な時間を過ごせますよ。

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ライター:石田 名保子

40代、ワーママ、一児の母。自然豊かな環境と都市の便利さが絶妙に交じり合う、諏訪市に魅力を感じて家族で移住してきました。
スポーツは苦手、映画や音楽が大好きな文系人間。諏訪圏の文化系情報収集にいそしむ日々。諏訪市地域おこし協力隊員としても活動中です。

SPOT INFORMATION

あゆみ食堂

2019年、諏訪市にオープンした食堂。
オーナーは東京を拠点に活躍していた料理研究家、大塩あゆみさん。中古物件をリノベーションした温かみのある佇まい、あゆみさんがつくる目にも舌にもおいしい料理を求めて多くの人が集まる人気店です。
ディナーは要予約、ランチも予約優先のため、確実に食べたい方は予約がおすすめ。

住所
〒392-0006 長野県諏訪市元町5-12
電話番号
0266-75-2720
営業時間
ランチ 11:30〜15:00(L.O.14:00)予約優先制
ディナーは予約にて営業(要問い合わせ)
定休日
水・木・金
※詳細はSNSで確認
駐車場
あり
Instagram
https://www.instagram.com/ayumishokudo/
               

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