こんにちは、グラレコライターのよっちゃんです。
諏訪地域では、さまざまな市民活動も活発に行われています。今回は、不登校・発達凸凹などで悩むお母さんとお子さんの居場所づくりをしている団体「なないろ」の活動をご紹介します!
親子の悩みを受け止める
全国的にも課題となっている「不登校」。諏訪地域でも子どもの不登校で悩んでいるご家庭が少なくありません。
学校に行きたくない、行けないことそのものは悪いことではありませんが、学校に行けないことで親子ともに居場所を失ってしまうことがあります。また、不登校期間が長引くにつれて子どもの進路や親の仕事など、将来への不安も大きくなっていきます。
「なないろ」は、毎月第1・第3金曜日に茅野市の「ゆいわーく茅野」で開催される、不登校や発達障害で悩む親子の居場所です。
お母さん同士で不安な気持ちや相談事などを語り合い、ときには同じ境遇を体験した先輩ママからアドバイスをもらうことも。
「家の近くに本音を話せる場所がない」と遠方から通うお母さんもいるそうです。
「完璧な子育て」に挫折
なないろ代表のあさみあやこさんは茅野市在住、2人の男の子のお母さんです。元保育士のあさみさんは、保育園での経験を活かして自分は完璧な子育てができるはず! と思っていたそうです。
しかし、いざ子育てが始まったら、すぐにイライラして子どもに当たる、落ち込んで自分を責めるの繰り返し……。お子さんが中学生で不登校になったときにも、1人で抱え込んで自分を責め続けました。
「なないろ」を始めたきっかけは、あさみさんのお友達が東京で不登校・発達障害の子育て中の親が安心して過ごせる居場所づくりを始めたこと。
息子さんも進学し、今度は自分が子育てに悩むお母さん、お父さん、お子さんたちが気持ちをありのままに話せる居場所をつくろうと「なないろ」の活動を始めました。
気軽に参加して
より参加の敷居を下げるため、さまざまなイベントも企画中。昨年は親子で楽しむアートイベントや、茅野市の「蓼科ポニー牧場」への遠足イベントなどを行いました。
また、ゆいわーく茅野での会では、障害者支援事業所の「Jumpin(ジャンピン)」さんのパンを注文。ご希望の方はパンをつまみながらゆったりお話することもできます。
私、よっちゃんも子育て中の母の1人。悩みが尽きない子育てですが、話を聞いてもらえるだけで、気持ちが楽になることもありますよね。
今、悩みを抱えているお母さん、お父さんがいらっしゃったら、ぜひ「なないろ」に参加してみてください。あたたかい笑顔で迎えてくれますよ。
参加費:200円 お子さま100円
開催日時:基本毎月第1・第3金曜日 12~15時
開催場所:ゆいわーく茅野(茅野市塚原2-5-45)
問い合わせ:rokahiragano@gmail.com(浅見)
ブログ:https://ameblo.jp/rokahi-nagano/
おまけ
あさみさんお気に入りの諏訪の方言は「〜するでね」「〜だもんで」でした◎
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イラスト:三澤好美(よっちゃん)長野県諏訪市で介護施設に勤めながらグラフィックレコーディング「森のくじら舎」を主催。 記録するグラレコから、人と人・人と場を繋ぎ、本来持っている力を引き出すグラレコを得意としています。 |