【信州の蕎麦日記①】
八ヶ岳産の十割蕎麦を気軽にガッツリ食べられる!上諏訪駅前の『十割そばや』

☑️八ヶ岳産の十割蕎麦が800円!大盛りでも1000円!
☑️ 小どんぶり『たれとり天ごはん』390円もオススメ!
☑️女性が気軽に入れる駅前のお蕎麦屋さんです。

こんにちは! 諏訪旅ライターの「のだオバさん」です。
長野県茅野市生まれの愛斗は蕎麦が大好きです。やっぱり信州の蕎麦は美味しいですもんね〜。

蕎麦好きな愛斗2才

そんな愛斗と僕が最近ハマっているのが、上諏訪駅からすぐの『十割そばや』(旧店名 そば介)。
八ヶ岳産の蕎麦粉十割にこだわったお蕎麦屋さんです。

蕎麦の香り、風味、甘みを楽しめる三番粉を使用。モチモチとした食感の平べったい蕎麦。

『黒杜十割蕎麦』大盛り(300g)1000円+トッピングに山菜260円、おろし150円 ※全て税込価格

美味しい!
八ヶ岳産の蕎麦粉十割の蕎麦を、このお値段で食べられるなんて本当に嬉しい♪
喉越しも良いので、愛斗も爆食いです(笑)

今回は、そんな『十割そばや』のこだわりや安さの秘密に迫りたいと思います。

お店は、JR上諏訪駅東口を出てすぐ右手にあります。


店内の様子です。

キレイで落ち着く空間。女性のお客さんも多いとか。

経営するのは、3人のお子さんを持つ長崎圭祐さんご夫婦です。


もともと、下諏訪で『串揚げ居酒屋 笑間(えま)』を営んでいましたが、「スタッフが産後も働ける場所をつくりたい」「大好きだった蕎麦を、多くの方に気軽に食べていただきたい」という想いから6年前に開業しました。

こだわりは『八ヶ岳産の蕎麦粉』『十割蕎麦』『気軽に食べて頂ける値段』

長崎さんは十割蕎麦が好きでよく食べていましたが、お店によっては蕎麦がボソボソしていて切れやすかったり、天ぷらでも付けようものなら1,600円を超える金額で毎日は食べられない……。そんなときに思ったそうです。

「もっと気軽に、美味しい十割蕎麦を食べていただきたい!」

さらに、こだわりたかったのは地元・八ヶ岳産の蕎麦粉。寒い地域なので甘味が強く美味しい蕎麦になるとか。

蕎麦粉は諏訪にある『高山製粉』の石臼で丁寧に挽いた一番粉と三番粉を使用しています。

一番粉に二番粉の途中まで挽いたものを合わせることで風味が増す。『白杜蕎麦』に使用。

三番粉。蕎麦の味が濃い『黒杜蕎麦』に使用。

高山製粉では、十割蕎麦でも繋がるように原料の投入量を調節しながら、低速で風味のある甘皮まで製粉しているそうです。色々と工夫しているんですね!

知恵を絞って美味しく、安く!

『八ヶ岳産の蕎麦粉』『十割蕎麦』……こんなにこだわっていたら値段が高くなってしまうのではないでしょうか!? 長崎さんに疑問をぶつけてみると……

「そうなんです……でもやっぱり気軽に食べて頂きたいので、大きく2つの工夫をしました。
一つ目は、機械を利用して人件費の削減に取り組みました。
そして、機械の利点を活かし注文を受けてから『練りたて・切りたて・茹でたて』の蕎麦を提供しています」


こちらが練る機械。


繋ぎがない十割蕎麦はボソボソとした食感になりやすいので、水分量を少し増やし空気を混ぜ込むことで、食べ応えがありながら喉越しの良い蕎麦になるそうです。


練ったものを整え、切る機械に入れます。

太く平べったい蕎麦

「蕎麦を“すする”のではなく、“噛んで”味わっていただきたい。昔は蕎麦がきだったり、丸めて焼いたりして蕎麦を味わっていました。イメージはそれに近いです」とのこと。

長崎さんがもう一つ価格を下げるために努力したのは、「徹底的に無駄を省きロスを減らす」こと。そして「ロスを減らすだけではなく、さらに工夫して美味しくする」ことだそうです。

例えば、激安な1日15食限定『もり蕎麦』500円は、余った一番粉と三番粉を混ぜて提供しています。

2種類の蕎麦粉が混ざっているなら、余計に食べてみたい!

蕎麦つゆも工夫しています。

カツオ・マグロなど4種類の魚と昆布や椎茸などを使って出汁を引く。

かえしには、友人である『喜多屋醸造店(岡谷市)』のいらなくなった、たまり味噌(造る工程で味噌から分離した液体)を譲り受け使用していました。
※現在は商品化したため購入しています。

1週間ねかせた蕎麦つゆ。

さらには出汁を引いた後の食材も無駄にしません。乾燥させて味付けし、オリジナルふりかけとしてテーブルに置いてあります。


ロスを減らしながらも美味しくする工夫をする長崎さん。
根底には、「食べたくても食べられない子どもたちがいる。少しでも価値あるものに変えたい!」という想いがあるそうです。ステキです!

実食! 白杜(しろもり)蕎麦

お待たせしました! それでは魅力あるメニューをご覧ください。

『白杜十割蕎麦』800円(税込)

『黒杜十割蕎麦』800円(税込)

『もり蕎麦』500円(税込)安い!!! 採算度外視だそうです。

諏訪の名物・寒天を練り込んだ温かい『かけそば』680円(税込)

トッピングも出来ます。蕎麦の大盛り+200円
※蕎麦の普通盛りは200g 大盛りは300g

ご飯ものもあります。


もちろん諏訪の日本酒や、一品料理も!


今回、頼んだのは愛斗が選んだ『白杜蕎麦』と、『たれとり天ごはん』。


うまそ〜。

一番粉を使った喉越しの良い蕎麦。1週間ねかせた蕎麦つゆと共にいただきま〜す!

う〜ん美味い!

ツルっといけます。太い分、食べ応えがあるのと同時に蕎麦の風味も感じられます。
せっかくなんで、卓上のオリジナルふりかけを蕎麦つゆに。


あ〜これ良いなぁ〜カツオの風味が増して美味しいです♪

こうやって味を変えながら楽しめるのは良いですね〜。

ふと横を見ると……


愛斗が爆食い中(笑)
すごい勢いです。僕が食べようとした分まで全部食べてしまいました……。

「パパのも食べちゃったね……」というと、自分のお腹を指差し「チュルチュルここ!」と教えてくれました(笑)


本当にお蕎麦が好きね〜喜んでくれたなら良かったです^^

たれとり天ごはんも半分ほど愛斗が食べていました。


ふわっと揚げたとり天に少し甘いタレ。ご飯にはオリジナルふりかけがかかっていました。美味しいです♪

八ヶ岳産の十割蕎麦と、小どんぶりで合計1,190円(税込)。
かなり満足度は高いです!

上諏訪駅に来られた際には、味わっていただけたらと思います。
お客さんによっては、すぐに出る駅そばと勘違いされる方も多いようです。『練りたて・切りたて・茹でたて』の蕎麦が出てきますので、少し時間の余裕を持ってお越しいただければと思います。

続いては上諏訪『十割そばや』のキッチンカー“うごく蕎麦屋さん”の紹介です!

のだオバさん。

放送作家。夢で「諏訪大社に行け!」と言われたのを真に受け、長野県茅野市に移住^_^ 余所者の目線を通して、諏訪・八ヶ岳エリアの魅力を発信中!花好きから「あいつオジさんのくせに、オバさんっぽいな」と言われ、あだ名が『のだオバさん』に。妻は、天国の動物と話すフリーアナウンサー谷岡恵里子。
https://peraichi.com/landing_pages/view/noda/

 

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SPOT INFORMATION

十割そばや

JR上諏訪駅から徒歩1分のそば屋。八ヶ岳山麓産100%の上質なそば粉を使用し、練りたて・打ちたて・切りたてをモットーに提供しています。そばは食べ応えのある太切り麺で、香りを楽しむ「黒杜そば」とのどごし、食感を楽しむ「白杜そば」の2種類。
こだわりの本格そばでありながら、リーズナブルな価格も魅力です!

住所
長野県諏訪市諏訪1-2-3
電話番号
0266-75-1022
営業時間
11:00~14:30
定休日
月曜日
駐車場
なし
上諏訪駅前に3時間無料の市営駐車場があります。
詳細ページ
https://suwa-soba.com
               

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