☑️お寿司の細巻きに入っているアレ!干瓢(かんぴょう)を作ってきました。
☑️昔ながらの作り方で難しい…
☑️長野県茅野市笹原は、全国でも珍しい鏝絵(こてえ)が蔵に飾られています。
干瓢(かんぴょう)の作り方ってご存じですか?
僕が東京に住んでいる頃は干瓢に興味がなく、野菜なのか?何なのか?よく分からない存在でした…。(干瓢さんゴメンナサイ)
そんな存在の干瓢でしたが、移住した長野県茅野市では手作りしているというじゃないですか!だったら、「干瓢さん、今まで興味を持たずにゴメンナサイ」の意味も込めて、体験させて頂くことになりました。
美しい集落『笹原』
体験が行われたのは、画家・東山魁夷が描いた『緑響く』のモデルになり有名になった御射鹿池(みしゃかいけ)に一番近い集落。
茅野市湖東笹原地区は、僕が茅野市の中でも1、2番目に好きな集落です。とにかく牧歌的な雰囲気で景色がキレイなんです!
さらには、蔵に飾られた『鏝絵(こてえ)』が沢山残る全国でも珍しい地域なんです。
鏝絵とは、左官さんが漆喰を使ってコテで立体的に仕上げた芸術品です。
蔵は貴重品を入れる場所、どんどん豊かになりますようにと大黒様や恵比寿様。
風が強いこの地域、火事にならないようにと龍神様(水の神)。
ネコ好きな奥様のためにプレゼントした鏝絵もありました。
可愛らしい!
集落をお散歩しながら見るのは、とても楽しいです。
でも、敷地内にあるため勝手に入ると住居侵入罪になってしまいますので…地域の方が案内するツアーをご利用頂ければと思います。
以前、僕が所属していた『ちの観光まちづくり推進機構』の企画です。
『ちの旅』笹原 歴史の山里まちあるき
https://chinotabi.jp/activity/1050/
他にも、笹原地区の良いところは沢山あるのですが…このままいくと干瓢に辿りつかないので、またの機会にでも!
初体験! 干瓢ってこういう作り方でしたか!
お待たせしました! いよいよ干瓢作りです。教えてくださったのは、笹原地区のおねえ様です。
そもそも、この干瓢は何から作られているかご存じでしょうか?
正解は…ウリ科のユウガオです!
後ろに並んでいる椅子から、ユウガオの大きさが分かると思います。
まずはユウガオの皮を剥いていきます。
結構かたそう…
次は、2cm幅くらいに切っていきます。
溝がある専用の板にのせて、桂むきのように長く剥いていきます。
これがね〜結構むずかしいんですよ。
使うのは外側の部分で、真ん中は種を抜いて味噌汁に入れると美味しいそうです。
それでは動画をご覧ください。
さすが!おねえ様は上手かったです。僕も挑戦です!
む、むずかしい…すぐ切れちゃいます。
忍耐力がないのか、40cmくらいでブチッと切れます。短すぎると干す時に大変です。
すごく短いのが、僕が切ったものです(笑)
1週間ほど天日干ししたら完成!
本州一寒いと言われている茅野市。農閑期が長いので保存食がとても大切でした。
東京に住んでいた頃は当たり前のように完成品を買っていたので、こんな工程があるなんて知りませんでした。
地域の人たちが自然に感謝しながら自然を活用する…大げさかもしれませんが、こういうことが地球を生きる醍醐味じゃないかと思いました。移住して自然のありがたみを感じられて本当に良かったと思っています。
貴重な体験をさせていただき、ありがとうございます。
関連記事
-
買う
-
食べる
-
体験する
-
食べる
のだオバさん。放送作家。夢で「諏訪大社に行け!」と言われたのを真に受け、長野県茅野市に移住^_^余所者の目線を通して、諏訪・八ヶ岳エリアの魅力を発信!花好きから「あいつオジさんのくせに、オバさんっぽいな」と言われ『のだオバさん』に…。天然の妻・フリーアナウンサー谷岡恵里子は相当ヤバい(笑) |