諏訪の地には、古代から続く諏訪神社と
その信仰が根付いてきました。
もともとは土地に根付いてきた神様と、
大陸から伝来した仏教の仏様は別のものでした。
それが、今から1200年ほど前、
神様と仏様が融合する神仏習合という信仰が生まれ、
やがてこの諏訪の地も伝わります。
やがて諏訪でも神様は仏様と一体となり、
その信仰は文化や風習など、
人々の暮らしと深く結びついてきました。
しかし、明治時代を迎えたとき、
一体となっていた神仏の信仰を「神仏判然令」により
神様と仏様が別々の道を歩むことになります。
1000年間の文化の礎がわずか150年前に
激変を遂げたのです。
このプロジェクトは諏訪の地で育まれた神様と仏様が
共存したかつての姿を振り返るものです。
色とりどりの文化を楽しみ、それを魅力へと昇華し、
この地の未来を拓くと共に、
今をより良く生きるヒントを見つける。
そんな巡礼を楽しんでください。