実行委員会について

ごあいさつ

原 直正

原 直正

ごあいさつ

諏訪神社の信仰に興味を持ち、その意味をあれやこれやと考えていたある時、「あゝこれを理解するには仏様のことを知らなければだめだ」と気が付きました。私が神仏習合という信仰の本当の姿に直面した瞬間でした。

遠い昔よりわが国では神さまと仏さまは一体であるという信仰が長く続いていました。神を祀る神社には神宮寺というお寺が一体となって構成され、そこに仏さまがおられたわけです。

しかし時代の節目で神と仏が分離されました。諏訪大社(当時の諏訪神社)もその例外でなく神宮寺は破却され、仏さまと建物の一部は、諏訪平のお寺さまに移されて約150年が過ぎました。

この度始動した『諏訪信仰と仏たち-諏訪上下社神宮寺由来仏像一斉公開』プロジェクトは、神仏分離以来各お寺さんで大切に守られてきた仏さまを関係寺院で公開していただき、一般の方々に神仏習合時代の信仰を感じとっていただこうと、諏訪大社さま及び関係の各お寺さまの協力をいただいて立ち上がったものです。プロジェクト結成式におきましては、諏訪大社の神前に神官さんと僧侶の皆様が一堂に会し、まるで神仏習合再現のようで私は身震いする思いでした。

この様子が報道されると思いのほかの大きな反響で、「神仏が一体だったなんて初めて知った、公開が待ち遠しい」という多くの声を聴くことができました。

すでに一斉公開に向かってプロジェクトの各部会が動き出しております。ご支援・協賛・後援していただく皆様には感謝し、プロジェクトの成功に向かってさらなる今後のご協力をよろしくお願いしたいと思っております。また準備をしていただいている皆さま、本当にご苦労様です。

150年余りの時を経て、再び巡り合う神様と仏様。地域の方やお越しくださる方とともに、そのときを迎えるのを楽しみにしております。

参画団体一覧

参加団体

仏法紹隆寺、照光寺、高国寺、法華寺、
温泉寺、小泉寺、惣持院、真徳寺、
真福寺、善光寺、長円寺、
昌福寺、平福寺、真秀寺、萬福寺、
高栄寺、慈雲寺、長泉寺、
法隆寺、手長神社、八劔神社、
諏訪大社、諏訪市博物館、
下諏訪町立諏訪湖博物館、
スワニミズム、(一社)大昔調査会、
上社周辺まちづくり協議会、
(一財)長野県文化振興事業団信州ミュージアム・ネットワーク事業推進室
*順不同

協力団体

公立諏訪東京理科大学三代沢研究室、
株式会社地域商社SUWA、
合同会社ヤツガタケシゴトニン、
エルシーブイ株式会社

後援

岡谷市、下諏訪町、諏訪市、茅野市、
原村、富士見町、諏訪地方観光連盟
岡谷市観光協会、下諏訪観光協会、
下諏訪温泉旅館組合、
(一社)諏訪観光協会、
(一社)ちの観光まちづくり推進機構
信濃毎日新聞社、長野日報社
*基幹事業のみ

プロジェクト実行委員

会 長
原 直正
副会長
岩崎 宥全
企画局長
石埜 三千穂
企画局次長
宮坂 宥憲
企画局委員
赤羽 正和、石埜 穂高、
三好 祐司、桃井 義弘、
内堀 法孝、伊藤 羊子、
石埜 由美
事務局長
髙見 俊樹
事務局次長
小林 秀美
事務局委員
河原 文武、早川 達朗、
大石 壮太郎、中村 洋平、
小林 世子、高橋 文子
監 事
宮坂 宥洪、北川 和彦
顧 問
北島 和孝 (諏訪大社宮司)
渡邉 匡一 (信州大学教授)
織田 顕行 (飯田市美術博物館)