6世紀半ばに大陸から伝来した仏教は、日本の神道にも様々な形で影響を与えました。古代から中世にかけて、神と仏を一体のものとしてみる「神仏習合」という信仰が全国でうまれ、諏訪社(現 諏訪大社)にも、上社・下社それぞれに多くの寺院や坊が作られるようになりました。

しかし、明治元年(1868)に新政府が出した「神仏判然令」が引き金となり、全国各地で廃仏毀釈運動が起こりました。これにより、五重塔をはじめとした歴史ある寺院や堂は壊され、多くの仏像は諏訪地域の寺院などに移されました。本展示では、150年前に姿を消した諏訪社の「神仏習合」を、現代まで残された貴重な資料をもとに振り返ります。

【主催】諏訪市博物館
期 間:令和4年10月1日(土)~11月27日(日)

入館料:一般500円・小中学生150円(団体20名以上 一般400円・小中学生100円)

    諏訪地方在住・在学の小中学生は無料

【期間中のイベント】

●ミニ「諏訪社遊楽図屏風」を作ろう!

日 時:11月6日(日)午後1時30分~4時

場 所:諏訪市博物館 学習室

材料費:200円

内 容:発泡スチロールパネルや紙を貼り合わせて、本物の1/10サイズのミニ屏風を作ります。

対 象:小学生以上(小学校3年生以下は保護者同伴)

その他:事前申し込み制、定員20名(10月6日から申込受付を開始します)

●講演会「諏訪の神さまを讃える仏教音楽―『諏方講之式』についてとその実演―」

日 時:11月12日(土)午後1時30分~3時30分

場 所:諏訪市博物館 学習室

参加費:入館料のみ

講 師:小林崇仁氏(岡谷市平福寺住職・蓮花寺仏教研究所研究員)

    岩崎宥全氏(仏法紹隆寺住職)

その他:事前申込制、定員30名(10月12日から申込受付を開始します)

●展示解説

日 時:10月10日(月・祝)午後1時30分~2時

    11月23日(水・祝)午後1時30分~2時

参加料:入館料のみ

その他:申込不要

【同時開催・関連イベント】

●企画展「諏訪信仰と仏たち―知られざる下社神宮寺―」

期 間:10月1日(土)~11月27日(日)

会 場:下諏訪町立諏訪湖博物館・赤彦記念館(下諏訪町)

 料金、内容など詳しくは諏訪湖博物館・赤彦記念館にお問い合わせください。