諏訪大社上社『前宮』が好きすぎて引っ越して来ました!前宮の良さをご案内します!【前半】

☑️前宮は、自然の気に溢れた癒し空間です。
☑️「諏訪信仰の発祥の地」と伝えられる大切な場所です。
☑️重要な神事『御頭祭(おんとうさい)』が行われています。
僕は昨年11月、諏訪大社上社前宮のすぐ近くに引っ越して来ました。野草が採れる庭や畑がある家で自然を満喫しています。
※のだオバさん(僕)の『移住暮らし』はこちらです。

我が家の庭

ふきのとう、セリ、三つ葉、ミョウガなどが自生する。

この場所が気に入っている1番の理由は、前宮が近いところです。子どもとの散歩コースになっています♪

前宮本殿

そんな前宮に、新しい憩いの場『前宮水眼(すいが)広場』が出来ました!心地が良いので、すっかり子どものお気に入りの場所になっています♪

敷地面積は約4340平方メートル

僕にとっては、すごく魅力的な前宮ですが…あまりその魅力が伝わっていない感じがします。ということで、のだオバさん(僕)が感じた良さをご紹介します!

〈諏訪大社前宮ってどんなところ?〉

そもそも諏訪大社をご存知ない方もいらっしゃると思いますので、簡単にご説明します。
諏訪大社は最古の神社の一つです。本殿は持たず自然そのものが御神体です。上社は神体山、下社は御神木(春宮は杉、秋宮はイチイ)です。
御祭神は諏訪明神【建御名方命(タケミナカタノミコト)、お妃である八坂刀売命(ヤサカトメノミコト)など】です。古くから風・水の守護神で五穀豊穣を祈る神として、また武勇の神として広く信仰されてきました。(諏訪大社W E Bサイトより)
諏訪湖周辺に、二社四宮の境内地(上社本宮・上社前宮・下社春宮・下社秋宮)があります。

左上から時計回りに、上社本宮(諏訪)、上社前宮(茅野)、下社秋宮(下諏訪)、下社春宮(下諏訪)

前宮は他のお宮に比べたら、観光的には少し地味!?かもしれません。
本宮や秋宮のように手水舎から温泉は出ませんし、立派な建物もありません…。

下社秋宮の御神湯

でも僕は、自然の気が溢れた前宮が1番好きです。

前宮三之御柱

前宮本殿の裏側

単純に自然だけではありません。諏訪大社W E Bサイトによると前宮は、「御祭神が最初に居を構えられ、諏訪信仰発祥の地と伝えられています」とあります。大切な神事も前宮で行われています。すごく重要な場所なんですね!
さらには、諏訪大社の中で唯一4本の『御柱』に近づくことができます。これはとても貴重なことなんです。

左から、前宮一之御柱〜四之御柱

それでは、前宮を順に巡りながらオススメポイントをお伝えしたいと思います。

前宮史蹟案内図より

<前宮を楽しく巡ってみましょう!>

駐車場〜社務所で『御朱印』をいただく
上社本宮(諏訪市)から前宮(茅野市)に向かう道です。

左側にある『諏訪大社 前宮』という看板が目印で、そこが駐車場になります。社務所横や、本殿脇にも駐車場はありますが…ここから歩いて前宮を感じていただきたいです。
右側の木が茂っているところが鳥居です。

この鳥居の右脇に『溝上社(みぞがみしゃ)』があります。

御祭神は『高志奴奈河比賣命(コシヌナカワヒメノミコト)』です。大国主の妃であり、前宮の御祭神タケミナカタノミコトの母でもあります。

ちなみに、コシヌナカワヒメノミコトは『御座石神社』(茅野市)でも祀られており、珍しい『どぶろく祭り』という神事が行われています。

溝上社を右手に見ながら石段を登って行きますと、手水舎や社務所などがある境内に出ます。

左が手水舎

社務所

こちらの社務所で御朱印をいただきます。

前宮(左)、本宮(右)

ちなみに下社の御朱印はこちらです。

春宮(左)、秋宮(右)

諏訪大社では、四社巡りをすると記念品がいただけます。特製のきんちゃくです!

御朱印帳2冊は軽々入ります。これは便利。

<大切な神事が行われている前宮>

十間廊〜御室社
前宮には、中世まで現人神であった『大祝(おおほうり)』(注)の居館があり『神殿(ごうどの)』と呼ばれていました。
※(注)『大祝』とは、「諏訪明神に神体はなく大祝をもって神体となす」と言われたように、諏訪明神の依り代として諏訪上社の頂点にあった役職です。中世までは祭祀と政治を統括していましたが、江戸時代になると政教分離が行われ、藩主諏訪家と大祝諏方家に別れました。(諏訪市W E Bサイトより)

またこの神殿を中心に、現存する『内御玉殿(うちみたまでん)』や『十間廊(じっけんろう)』など重要な建物が並んだ一帯は『神原(ごうばら)』と呼ばれていました。祭政を行う大切な場所だったんですね!

『内御玉殿』諏訪明神の祖霊が宿るといわれる御神宝が安置されている。修繕中(2020.7.30現在)

『十間廊』中世まで諏訪祭政が行われた場。

この十間廊では毎年4月15日に、鹿の頭などが供えられる『御頭祭(おんとうさい)』が行われています。上社の重要な神事と言われています。
本宮から御霊代を神輿にのせ前宮『十間廊』に安置し、五穀豊穣を祈ります。かつては御頭祭後に、御祭神のお使いである『神使(おこう)』が信濃国中を巡回し、五穀豊穣を祈願しました。御頭祭は、前宮から出立する時の神事だったようです。

上社本宮

前宮

『十間廊』

特殊神饌としての鹿の頭(現在は剥製)※『御頭祭』を書いた記事はこちらです。

昔は、「神前に75頭の鹿をはじめ魚・鳥・獣の肉を山のように盛り上げ、酒を献じ、かがり火に照らされながら神と人が一体になって饗宴を催した」と、『神長官守矢史料館』に記してありました。館内には天明4年(1784)に御頭祭を見聞した菅江真澄のスケッチと、それを基にした様子が復元されています。

菅江真澄のスケッチ

復元された様子(神長官守矢史料館)

『高野の耳裂鹿』75頭の鹿の中には必ず耳の裂けた鹿がいたので、諏訪大社の七不思議に数えられている。

<およそ3ヶ月間も土室に籠もった神秘的な神事>

十間廊と内御玉殿の間にある階段を登って行くと、道を挟んで『御室社』があります。

こちらには中世まで半地下の土室があったと言われています。旧暦12月22日〜3月中旬まで、蛇形の御体と称する大小のミシャグジ神(自然神)と共に、現人神の大祝(おおほうり)や、ミシャグジ神を降ろす神長官などが冬篭りし、神秘的な祭祀を行っていたそうです。

あくまで僕が聞いた話ですが…
「神長官がミシャグジ神を笹に降ろし、ソソウ神(蛇)と合わせる儀式」という説もあるそうです。そして春には大蛇(大地のエネルギー)となる。
狩猟や農業が主体だった時代は、エネルギーを増幅させ大地の恵みを頂くことが大切だったと思います。冬は単に寒いだけでなく、春に向けてエネルギーを貯める大切な時期だったんですね、きっと!(もっとちゃんと研究しますm(__)m)

そして、この神事が先ほどの『御頭祭』に繋がります。
この自然神のエネルギーを『神使(おこう)』が信濃国を巡り、配るそうです。
すごい神秘的な話ですよね!僕が前宮を好きな理由はこういう所です。自然に畏敬の念を抱き、感謝し、共存する。それは、(日本人が忘れてしまった)縄文からの生き方に通じているのではないでしょうか。この地球で生きるとは!?を考えさせられます。

前宮が好きすぎて語りたいことが多すぎたので(笑)、前後半に分けることにしました!
後半は、自然の気に満ち溢れた本殿と、御柱などについて書かせていただいています(まだまだ勉強中ですが)。よろしくお願い致します!

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のだオバさん。

放送作家。夢で「諏訪大社に行け!」と言われたのを真に受け、長野県茅野市に移住^_^余所者の目線を通して、諏訪・八ヶ岳エリアの魅力を発信!花好きから「あいつオジさんのくせに、オバさんっぽいな」と言われ『のだオバさん』に…。天然の妻・フリーアナウンサー谷岡恵里子は相当ヤバい(笑)
https://peraichi.com/landing_pages/view/noda/

SPOT INFORMATION

諏訪大社 上社前宮

古きに囲まれた石段を登ると、山の中腹に現れる上社前宮は、諏訪信仰発祥の地と伝えられている。その昔は諏訪大社の祭祀をを司る大祝の居館をはじめ、多くの建物によって校正されていた。本殿を取り囲むように建つ4本の御柱がよく見える。所在地:

住所
茅野市宮川2030
電話番号
0266-52-1919
交通
電車:JR上諏訪駅下車 タクシー20分 JR茅野駅下車 タクシー10分 自動車:中央自動車道諏訪ICより7分

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